大統領選挙候補者のユン・ソクヨル前検察総長が、物議を醸した自分の福島原発関連発言について「自責の念に駆られている」と、ユン前総長陣営が伝えた。ユン前総長陣営は舌禍を防止するため、レッドチームを構成することにした。
ユン前総長陣営のシン・ジホ政務室長(元議員)は6日、「仏教放送」(BBS)のラジオ番組とのインタビューで、「休暇に入り、熱い話題から少し距離を置いて心を落ち着かせて自分を振り返る時間を持つべきだったが、福島原発に関するは昨日、非常に熱いホットイシューになった」とし、「ユン候補も非常に悔しがっており、また自責の念に駆られているようだ」と伝えた。さらに「一、二度はあり得るかもしれないが、こうしたことが続けばそれには弁解の余地はない」とし、「いわゆるレッドチームを作って再発防止を事前にできるよう準備していきたい」と述べた。ユン前総長の「舌禍」を遮断し、陣営レベルで発言の弱点を克服するために別途のチームを構成することにしたのだ。
今月4日、ユン前総長は「釜山日報」とのインタビューで「日本でも福島原発が爆発したわけではない。基本的に放射能流出はなかった」と言及し、記事を削除した後も批判が相次いだ。その前にも「週120時間勤務」や「民乱」、「不正食品」、「健康なフェミニズム」などの発言でも非難を受けた。ユン前総長が文在寅(ムン・ジェイン)政権を批判するため、無理な発言を連発しているという指摘もある中、シン元議員は「27年間検事一筋だったことを考えると、司法と法務以外の経済、外交、安保、福祉など、大統領選候補として一定水準以上の見識を持たなければならない問題について、かなり多くのことを検事時代から蓄積してきたというのを実感できる」と強調した。