本文に移動

ソウル大学合格者、10人に4人が特別目的高校、英才学校、自律型私立高校出身

登録:2021-07-05 02:30 修正:2021-07-05 07:30
全入学者の42.7%、1469人 
ソウル大、一般高校出身は半数程度 
KAISTは79%が同類型校の出身者
ソウル大学=資料写真//ハンギョレ新聞社

 今年のソウル大学入学生の10人に4人が特別目的高校、英才学校、自律型私立高校(自私高)出身であることが明らかとなった。鍾路学院ハヌル教育は4日、6月の大学アルリミ(教育部と韓国大学教育協議会の運営する大学情報サイト)の公示資料を分析した結果、ソウル大学の全入学者3437人のうち42.7%に当たる1469人が特別目的高校、英才学校、自私高の出身だったと発表した。中でも自私高の出身者は512人で、最も高い割合を占めた。

 ソウル大に次いでこれらの学校出身の合格者数が多かったのは、多い順に高麗大1325人(29.1%)、延世大1260人(28.4%)、成均館大1169人(29.4%)、漢陽大1003人(29.1%)。ただし割合は、人数が相対的に少ない韓国科学技術院(KAIST)が79.0%(563人)で最も高かった。浦項工科大学218人(66.7%)、光州科学技術院(GIST)120人(56.3%)、大邱慶北科学技術院(DGIST)96人(48.2%)などがそれに続いた。

 鍾路学院ハヌル教育は、「小中学校での上位圏の生徒の半数以上がそのタイプの高校に進学するうえ、随時選考では学生生活記録簿総合選考の人員が多く、定期選考でも自私高が力を発揮している」と原因を分析した。

 大学ごとの一般高校出身合格者の割合を調べたところ、ソウル大の一般高校出身の合格者は半数程度であることが確認された。ソウル大学が公示した報道資料によると、自律型公立高校(自公高)を含めた2021学年度の一般高校出身の合格者の割合は54.4%で、2019年の55.2%、2020年の55.1%から小幅の減少となっている。

 大学アルリミは今年初めて、高校の類型ごとの現状分析で、自律高を自私高と自公高に分けて発表した。大学入学者全33万6625人のうち、自私高出身者は1万4332人(4.3%)で、このうち半数以上(52.5%)の7530人がソウルにある大学に合格している。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/1002062.html?_fr=mt2韓国語原文入力:2021-07-04 17:41
訳D.K

関連記事