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韓国、50代は今月26日からモデルナで接種…50歳未満はアストラゼネカ使用せず

登録:2021-07-02 10:22 修正:2021-07-02 15:36
政府「7月の接種計画」を発表 
50歳未満のアストラゼネカ1次接種者 
2次はファイザーで接種 
8~9月の入隊予定者も 
12日からファイザーで接種開始
先月29日午前、ソウル銅雀区の舍堂総合体育館に設けられた銅雀区予防接種センターで、市民がコロナワクチンを打っている。コロナ予防接種対応推進団は1日0時基準で、計1533万6361人が1回目の接種を終え、全人口の29.9%が1回目の接種を受けたと明らかにした/聯合ニュース

 韓国で7月末から50代の一般人はモデルナのコロナワクチンを接種する。アストラゼネカのワクチンは使用年齢を50代以上に制限し、まず50代以上の2次接種者にだけ接種することにした。

 コロナ予防接種対応推進団が1日に発表した「7月の予防接種施行計画」によると、55~59歳の352万4千人は今月26日から、50~54歳の390万人は来月9日から、モデルナのワクチンで予防接種センターまたは委託医療機関で接種を受ける。このため、55~59歳は12日から、50~54歳は19日から事前予約を受け付ける予定だ。

 予防接種専門委員会(予接委)は、7月からアストラゼネカの年齢制限勧告を変更した。これまで30歳以上にのみ使用していた同ワクチンは、今後50歳以上にのみ使用することにした。これに対して推進団は、アストラゼネカの1次接種者のうち50歳未満はファイザーのワクチンで2次交差接種をすることにしたと明らかにした。同日0時までに1039万5千人がアストラゼネカのワクチンを1次接種したが、稀な副反応である「血小板減少を伴う血栓症」が30代の2人から発生した点を考慮した結果だ。

 これによりアストラゼネカのワクチンは、同ワクチンで1回目の接種を受け、7月以降2回目の接種を受ける50歳以上の779万5千人に限って接種する。1回目をアストラゼネカのワクチンで接種した50歳未満の161万3千人は、2回目をファイザーのワクチンで受けることになる。チョン・ウンギョン推進団長は「(予接委で)今月から50歳未満には接種を勧告していないため、50歳未満の1次接種者は2次接種をアストラゼネカで希望しても受けられない」と話した。

 先月発表された「第3四半期(7~9月)接種計画」に基づき、7月にまず順番が回ってくる新規接種者は、先月に超過予約で接種が延期された60~74歳と、30歳未満のエッセンシャルワーカー(社会必須人員)などだ。対象者は5日から17日まで、予防接種センターでファイザーのワクチンを接種する。60~74歳の5~6月の事前予約者で、健康状態のため予約をキャンセルしたり接種を延期した人は、26~31日に委託医療機関でモデルナのワクチンを接種する。

 高校3年生と高校教職員は19日から、学校別に予防接種センターでファイザーのワクチンを接種する。高校3年生以外の大学入試受験生は7月中に対象者リストを決め、8月中にファイザーのワクチンを接種する。先月接種が延期された保育園・幼稚園・小中学校の教職員や児童福祉、ケア施設の従事者112万6000人も、28日から8月7日まで委託医療機関でファイザーのワクチンを接種する。

 8~9月に軍入隊を予定(徴集兵、募集兵、副士官候補生)している7万人は、今月12日から予防接種センターでファイザーのワクチンを受けることになる。ヤン・ドンギョ推進団接種施行班長は「入隊通知書を受けた人を対象とするため、8月以降に入隊する人が対象。現在入隊している人については、独自の軍医療機関で接種を行っている」と説明した。

 残余ワクチンの接種方法も、上半期とは異なり多少変化がある。委託医療機関は予約者が一人でもいれば、最小人数基準の制限なしにワクチンのバイアル(薬瓶)を開封できる。その後、残余量はネイバーやカカオトークの当日迅速予約サービスに登録して接種する方針だ。その後も残余量があれば、その医療機関で診療を受けている慢性疾患者を優先して作成した独自の予備名簿を活用して接種する。

 予防接種センターは、残余ワクチンの発生が少ないため、センター内の勤務者や支援スタッフなどセンターごとの予備対象者に残余ワクチンを接種し、ネイバーやカカオトークの当日迅速予約サービスを適用させるかは今後検討することにした。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1001820.html韓国語原文入力:2021-07-02 02:51
訳C.M

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