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韓国ギャラップの世論調査で文大統領の支持率2%下落の32%

登録:2021-05-15 05:59 修正:2021-05-15 08:15
韓国国民の30%、支持政党なし 
共に民主党28%、国民の力27%
文在寅大統領が今月13日午後、京畿道平沢市のサムスン電子平沢団地3ラインの建設現場の野外舞台で開かれた「K-半導体戦略報告」で発言している/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が小幅に下落した。「支持政党がない」と回答した人の割合が、共に民主党や国民の力の政党支持率を上回った。

 韓国ギャラップは14日、今月11日から13日まで全国の有権者1000人を対象に文大統領の職務遂行に対する評価を調査した結果、支持は先週より2ポイント下がった32%を記録したと発表した。2週間前、支持率が29%まで下落した文大統領は先週、5ポイント上昇したものの、1週間後に再び下落した。不支持は3%上昇した61%だった。

 年齢別の支持率は40代では50%に達したが、18~29歳では19%で、最も低かった。30代は32%、50代は31%、60代以上は28%だった。不支持の理由として回答者の35%が不動産政策を挙げており、新型コロナへの対応不足と経済・民生問題の解決不足がそれぞれ8%、人事問題が7%などだった。韓国ギャラップ側は「不支持の理由では、不動産問題についての言及が多く増えた。最近、現政権のこの4年間を振り返る様々な企画報道で不動産問題が集中的に取り上げられており、文大統領自らも就任4周年特別演説で政策の失敗を自ら認めたことによる現象とみられる」と分析した。

 政党支持率では共に民主党と国民の力がいずれも小幅に下落し、無党派層の割合がこれを上回った。民主党は先週より2ポイント下がった28%で30%台を割り込んだ。国民の力は1%ポイント下がった27%だった。無党派層は前週より1ポイント上昇した30%で両党の支持率を上回った。ここ6カ月の間、無党派層が両党の支持率を上回ったのは今回が初めて。

 キム・ブギョム新首相については、回答者の38%が「ふさわしい」と答えた一方、「ふさわしくない」と答えた人は26%だった。36%は意見を留保した。

 今回の調査は電話調査員によるインタビュー形式で行われ、回答率は14%。詳細は韓国ギャラップや中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

チャン・ナレ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/995224.html?_fr=mt2韓国語原文入力:2021-05-14 14:12
訳H.J

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