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日本政府相手取った「慰安婦」裁判の二度目の判決、2日前に突然延期

登録:2021-01-12 02:19 修正:2021-01-12 07:41
イ・ヨンスさんらが起こした訴訟 
裁判所「さらなる審理が必要」…3月再開
京畿道広州市のナヌムの家にある、故ペ・チュンヒさんら亡くなった被害女性たちの胸像。日本軍慰安婦被害者が日本政府を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で初めて勝訴した8日午後に撮影/聯合ニュース

 日本軍「慰安婦」被害者が日本政府を相手取って起こした損害賠償訴訟で、13日に予定されていた二度目の判決言い渡しが延期された。

 ソウル中央地裁民事合議15部(ミン・ソンチョル裁判長)は11日、イ・ヨンスさんや故クァク・イェナムさんら慰安婦被害者と遺族が日本を相手取って起こした損害賠償請求事件の判決言い渡しを延期し、3月24日に審理を再開することを決めた。裁判所の関係者は「裁判所が判決を延期したのは、この事件の判断のためにさらなる審理が必要だと判断したため」とし「裁判所は、釈明権行使を通じてさらなる審理が必要な事項を当事者に伝え、弁論を準備させる予定」と説明した。裁判所の判決延期について弁護団は「6回にわたり十分な審理を行ったにもかかわらず、判決2日前に何の説明もなく弁論再開を一方的に通告してきたことは到底納得しがたい」とし「判決を待つ方たちが亡くなりつつある現実がある中で、憲法と国際人権に基づいた判決が迅速に下されることを求める」と述べた。

 クァクさんら慰安婦被害者と死亡した被害者の遺族など20人は、2016年12月に日本政府を相手取って損害賠償を請求する訴訟を韓国の裁判所で起こした。これに先立って2016年1月に日本政府を相手取って故ペ・チュンヒさんら12人が起こした訴訟では、ソウル中央地裁民事34部(キム・ジョンゴン裁判長)が8日、日本政府に被害者1人当たり1億ウォンの賠償を命じる原告勝訴の判決を下している。

チョ・ユニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/978234.html韓国語原文入力:2021-01-11 16:06
訳D.K

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