朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長兼国務委員長が、2020年にグーグルのユーザーたちが最も多く検索した人物の2位となった。
世界最大の検索サイトのグーグルは、「グーグルトレンド」を通じてニュース、俳優、ゲーム、映画、公演、人物などの細部項目ごとに検索順位を分類、発表した。「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が、金委員長が人物部門で2位を記録したと25日に報じた。人物部門の第1位はジョー・バイデン米次期大統領だった。
金委員長が2位になったのは、4月21日のCNNテレビによる「金正恩、手術後に危篤」との報道をきっかけとして、国内外のメディアと数多くの人物が10日以上にわたって提起した「金正恩身辺異常説」「金正恩死亡説」についての興味が決定的な原動力となったようだ。4月26日~5月2日にグーグルのユーザーによる金委員長の検索頻度が爆発的に増えたことにより、検索頻度で100点満点の100点を記録したとグーグルは明かした。グーグルは国ごとに検索頻度を分類しているが、シンガポールでは金委員長に関する検索が最も多かったとVOAは報じた。シンガポールは、2018年6月12日に史上初の朝米首脳会談が開かれた場所だ。
労働新聞は、金委員長が5月1日に順川リン肥料工場の竣工式に出席したと5月2日付1面トップ記事で報じた。これにより「金正恩死亡説」「金正恩健康異常説」は根拠のない報道・主張であることが判明した。