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金正恩委員長がグーグルの人物検索で2位…4月の「健康異常説」で爆増

登録:2020-12-26 02:17 修正:2020-12-27 15:25
「健康異常説」4月末に検索が急増 
シンガポールで最も多く検索
北朝鮮の金正恩国務委員長が5月1日、順川リン肥料工場の竣工式に出席したと労働新聞が5月2日付1面で報じた。金委員長の公開活動の報道は、労働党中央委政治局会議を主宰(4月11日)したという同紙の4月12日の報道以来20日ぶりだった。これにより、4月21日のCNNの「金正恩、手術後に危篤」報道をきっかけに国内外のメディアや様々な人物が10日以上提起してきた「金正恩身辺異常説」「金正恩死亡説」も減った=朝鮮中央テレビの画面より/聯合ニュース

 朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長兼国務委員長が、2020年にグーグルのユーザーたちが最も多く検索した人物の2位となった。

 世界最大の検索サイトのグーグルは、「グーグルトレンド」を通じてニュース、俳優、ゲーム、映画、公演、人物などの細部項目ごとに検索順位を分類、発表した。「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が、金委員長が人物部門で2位を記録したと25日に報じた。人物部門の第1位はジョー・バイデン米次期大統領だった。

 金委員長が2位になったのは、4月21日のCNNテレビによる「金正恩、手術後に危篤」との報道をきっかけとして、国内外のメディアと数多くの人物が10日以上にわたって提起した「金正恩身辺異常説」「金正恩死亡説」についての興味が決定的な原動力となったようだ。4月26日~5月2日にグーグルのユーザーによる金委員長の検索頻度が爆発的に増えたことにより、検索頻度で100点満点の100点を記録したとグーグルは明かした。グーグルは国ごとに検索頻度を分類しているが、シンガポールでは金委員長に関する検索が最も多かったとVOAは報じた。シンガポールは、2018年6月12日に史上初の朝米首脳会談が開かれた場所だ。

 労働新聞は、金委員長が5月1日に順川リン肥料工場の竣工式に出席したと5月2日付1面トップ記事で報じた。これにより「金正恩死亡説」「金正恩健康異常説」は根拠のない報道・主張であることが判明した。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/975907.html韓国語原文入力:2020-12-25 09:54
訳D.K

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