『労働新聞』は25日、「朝中親善を世界がうらやむ関係へとさらに発展させ、親善と団結の威力によって、社会主義の偉業の活気に満ちた前進を実現させていこうというのは、わが党と人民の確固不動の意志」と、1面の社説で明らかにした。
同紙は「中国人民志願軍の朝鮮戦線参戦」75周年記念社説で「朝中親善は古今東西類例なき特別な関係であり、何をもってしても破ることのできない不敗の親善へと強化発展した」と述べ、上のように強調した。
同紙は「歴史のあらゆる挑戦と試練を乗り越え、強固に鍛えられた朝中親善は、今日の敬愛する最高領導者金正恩(キム・ジョンウン)同志と習近平総書記同志との厚い親交関係によって、新たな時代の要求に合うよう、より高い段階へと昇華発展している」と指摘した。
同紙は「1950年10月25日、中国の党と政府、人民は、建国初期の極めて困難な状況においても朝鮮戦線に自らの優秀な息子や娘を派遣し、我が人民の革命戦争を血でもって支援した」とし「祖国解放戦争の偉大な勝利に歴史的貢献をした」と述べた。中国人民志願軍は1950年10月19日に鴨緑江(アムノッカン)を渡り、朝鮮戦争に参戦した。
そして「わが人民は、中国人民が国内の革命戦争で困難に直面していた時、自分のことのように思い、惜しみない支援を行った」とし「今日も中国の広大な大地には、数多くの朝鮮の息子や娘たちの魂が安らかに眠っている」と強調した。抗日闘争の時期に北朝鮮側が中国側を支援した事実を喚起し、朝中親善の歴史が一方的でないことを遠まわしに強調したものだ。
同紙は先の22日付で、金正恩朝鮮労働党委員長兼国務委員長が、平安南道桧倉郡(フェチャングン)にある「中国人民志願軍烈士陵園」を訪れ、朝鮮戦争に参戦し、米軍の爆撃で死亡した毛沢東元中国国家主席の息子、毛岸英氏の墓を参拝したと報じている。