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朝中外相会談「国交正常化70周年迎え、協力と朝鮮半島問題めぐる疎通を強化」

登録:2019-09-04 06:04 修正:2019-09-04 07:54
訪朝した王毅中国外交部長、2日に平壌でリ・ヨンホ外務相と会談 
リ外務相「香港は中国の香港」中国の立場を支持
今月2日、平壌で会った中国の王毅外交部長と北朝鮮のリ・ヨンホ外務相が握手を交わしている=中国外交部提供//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮と中国の外相が2日、平壌(ピョンヤン)で会って、今年国交正常化70周年を迎えた両国の協力強化と朝鮮半島問題をめぐる緊密な疎通を強調した。同日の会談で、北朝鮮のリ・ヨンホ外務相は「香港は中国の香港だ」とし、最近の香港デモに対する中国の立場と措置への支持を表明した。

 北朝鮮を訪問中の王毅中国外交担当国務委員兼外交部長はこの日のリ・ヨンホ北朝鮮外務相との会見で、今年6月に行われた中国の習近平国家主席の訪朝が「中朝の伝統的友好と戦略的相互信頼を増進させ、両国関係を新たな歴史的時期に導いた」と述べたと、中国外交部が3日に発表した。王毅部長は「習総書記(主席)と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が達成した重要な合意を迅速かつ全面的に実現し、中朝国交正常化70周年活動を滞りなく行うと共に、友好交流と実務協力を促進し、国際舞台での意思疎通と協力を密接に行うことを望む」と強調した。

 王部長は「(国交正常化以降)70年間、国際情勢がどう変わっても、中朝両国はいつも同じ船に乗って逆境を乗り越えながら、共に前進してきた」としたうえで、「北朝鮮は現在、新しい戦略路線を施行し、経済と社会の各分野で絶えず新たな進展を成し遂げている」と述べた。

 これに対して、リ・ヨンホ外務相も「朝中の最高指導者が1年間で5回も会い、朝中の伝統的な友情と友好協力について重要な合意を成しとげ、朝中関係の新しい時代を一緒に開いた」とし、「朝中国交正常化70周年を盛大に祝い、新しい時代の朝中関係の更なる発展を進めることを望んでいる」と述べた。

 同日の会談で、リ・ヨンホ外務相は「香港は中国の香港であり、外部勢力は干渉できない」とし、「北朝鮮の党と政府は中国党政府の一国両制、国家主権、領土守護を強く支持する」として、香港のデモに対する中国当局への支持を表明した。

中国の王毅外交部長と北朝鮮のリ・ヨンホ北朝鮮外相が今月2日、平壌で外相会談を行っている=中国外交部提供//ハンギョレ新聞社

 両国は朝鮮半島情勢についても深く意見を交換し、これに対する疎通を強化すると共に、地域の平和安定のために貢献していくことで同意したと、中国外交部は伝えた。「核問題」に関して議論した内容は明らかにされなかったが、「朝鮮半島情勢」をめぐる意見交換は今回の会談の重要議題だったと思われる。国家安保戦略研究院のヤン・ガビョン責任研究委員は、「中国としては、朝米交渉の順調な進展が米中対立の解決にも好循環につながると見ている」とし、「中国は北朝鮮が非核化に対する前向きな立場を示せば、米国にそれを伝え、うまく説得すると持ち掛けるとともに、北朝鮮の経済発展戦略路線などに対する支持なども強調しただろう」と分析した。王毅部長が北朝鮮側に、10月の中国建国70周年と朝中国交正常化の70周年を迎え、金正恩委員長を正式に招請したという見通しも示されている。

パク・ミンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/908244.html韓国語原文入力:2019-09-03 20:56
訳H.J

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