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文大統領、ユ・ミョンヒ候補のWTO事務局長当選に向け総力あげて支援

登録:2020-10-13 01:00 修正:2020-10-13 18:24
文在寅大統領が今月12日、大統領府で首席・補佐官会議を開いている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ大統領府と政府、与党が世界貿易機関(WTO)事務局長選挙の最終ラウンドに進出したユ・ミョンヒ産業通商資源部通商交渉本部長を総力をあげて支援することにした。

 文大統領は16日、大統領府でユ本部長を支援するためのWTO事務局長選挙支援会議を1時間のあいだ直接進行した。同会議にはユ本部長を含めて、チョン・セギュン首相、カン・ギョンファ外交部長官、ノ・ヨンミン秘書室長らが出席した。文大統領は「ユ本部長がWTOを改革する適任者であることを引き続き強調していこう」とし、「残りの期間、親書外交とともに電話首脳会談で最大限ユ本部長を支援する」と述べたと、カン・ミンソク大統領府報道官が伝えた。

 文大統領はチョン首相に「首相外交に積極的に乗り出してほしい」と指示するとともに、共に民主党のイ・ナギョン代表にも「首相時代に訪問した国々に外交的役割を要請してほしい」と述べた。韓国人として、また女性として初めてWTOのトップに挑戦するユ本部長への支援に、事実上、大統領府や政府、与党が総力を挙げてほしいと注文したのだ。カン・ミンソク報道官は「ユ本部長当選のために可能な能力を総動員し、役割を分けて体系的に支援する」と述べた。ユ本部長は決選の相手であるナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務長官より少し劣勢ではあるものの、互角に戦っており、勢いに乗っている。大統領府は、ユ本部長が当選すれば、保護貿易主義の趨勢にブレーキをかけ、WTOで初の韓国人・女性の首長になるなど、国益に役立つと考えている。

 ユ本部長は文大統領の支援に感謝の意を表し「今月19日から27日までの最終ラウンド期間に地域に偏らず票を得ることで、すべての加盟国の支持を受ける事務局長になるよう努力する」と述べた。WTOは11月7日頃、事務局長を選出する。

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/965408.html韓国語原文入力:2020-10-12 16:28
訳H.J

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