本文に移動

在韓米軍、保健措置引き上げ…「基地外での外食禁止」

登録:2020-08-18 02:12 修正:2020-08-18 08:28
韓米合同軍事演習、2日延期して18日から
在韓米軍公式ウェブサイトより//ハンギョレ新聞社

 在韓米軍司令部は17日午前5時から、韓国内に駐屯する全ての米軍基地の公衆保健防護態勢(HPCON)レベルを一段階引き上げることを決めた。

 最近、韓国国内で発生する新型コロナウイルス感染者が1日200人を超えるなど、地域社会での感染が拡大している現状を懸念した措置だ。これにより、在韓米軍に所属する人員による基地外の食堂、遊園地、祭、映画館、酒場、クラブ、成人専用店などへの訪問が禁止される。15人以上が集まることも制限される。

 在韓米軍はこの日、公式ウェブサイトを通じて「最近の韓国の新型コロナ急増を考慮し、予防の観点から韓国内の全地域に対する公衆保健防護態勢を『チャーリー』に引き上げた」とし、このように明らかにした。チャーリー段階では、集まりや移動が徹底的に規制される。在韓米軍は外部との接触を最小化するため、必須人員を除き、在宅勤務に切り替える方針だ。在韓米軍所属のすべての人員は、外出時にマスクを必ず着用しなければならない。

 在韓米軍の公衆保健防護態勢レベルは、平時を表すアルファ(A)から始まり、危険度が高まるにつれブラボー(B)、チャーリー(C)、デルタ(D)へと上昇していく。在韓米軍はすでに15日、ソウルを含む首都圏の米軍基地に対し、公衆保健防護態勢を従来の「ブラボー」から「チャーリー」へと引き上げている。17日の措置は、これを韓国全域に拡大したもの。

 一方、16日から実施される予定だった韓米合同軍事演習は、新型コロナ拡散のため2日延期され、18日から改めて行われる予定だ。合同参謀本部は16日、「韓米同盟は新型コロナなどの諸般の条件を総合的に考慮し、連合指揮所訓練(CCPT)を今月18日から28日まで行なうこととした」と発表した。軍は当初、16日から同訓練を開始する予定だったが、訓練参加のために大田(テジョン)の紫雲台(チャウンデ。韓国軍の教育訓練施設)に派遣された陸軍の幹部が今月14日に新型コロナ確定判定を受けたことから、訓練日程を急きょ延期している。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/958030.html韓国語原文入力:2020-08-17 10:30
訳D.K

関連記事