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「第2のクーパン事態を防ぐ」…ソウル市、物流施設に電子立ち入り名簿を導入

登録:2020-07-14 02:43 修正:2020-07-14 08:00
新型コロナ感染者が発生したソウル松坡区のマーケットカーリー物流センターで、防疫業者の関係者が緊急防疫作業を行っている//ハンギョレ新聞社

 ソウル市は13日、宅配便の物流倉庫など、市に登録されている53の全ての物流施設に対し「QRコード電子立ち入り名簿」の導入を完了したと発表した。感染者が確認された際に勤務者を迅速に把握し、クーパン物流センターのような新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染の拡散の鎖を断ち切るためだ。

 同市は先月24日、管内の51のすべての物流施設を高危険施設に分類するとともに、高強度の防疫措置を設けた。中央安全対策本部が松坡区(ソンパグ)の2つの物流センター(クーパン、マーケットカーリー)を高危険施設に選定したことより一歩進んだ措置だ。

 電子立ち入り名簿が導入されれば、関連従事者はQRコードで出勤チェックをしてから業務を開始する。保健福祉部が開発したアプリをダウンロードした施設管理者が立入者のQRコードを読み取れば、個人情報はQRコード発行会社に、施設立入情報は社会保障情報院に保存される原理だ。このシステムの導入によって、市は施設内で感染者が確認されれば、迅速な疫学調査を経て感染拡大を最小化できると見ている。

 また物流センターは従事者の症状を1日に1回以上確認するとともに、作業着や作業靴などの公用品を毎日1回以上消毒しなければならない。車両内にも噴射式の手指消毒剤を備え付け、個人情報端末機(PDA)なども消毒する。抜き打ち点検で物流施設が防疫規則に違反していることが確認されれば、是正措置を勧告し、改善が見られなければ「営業禁止」行政命令も下す方針だ。

 ソウル市都市交通室の関係者は「多くの市民と対面する宅配従事者の業務の特性上、より徹底した防疫管理が必要。徹底した物流施設防疫システムを構築し、COVID-19拡散を元から遮断する」と述べた。

オク・キウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/953450.html韓国語原文入力:2020-07-13 17:00
訳D.K

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