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イ・ヨンスさん、大邱の水曜集会に突然登場「一緒に闘おう」

登録:2020-05-29 09:02 修正:2020-05-29 10:54
27日に開かれた集会の終盤に参加 
側近「水曜集会をなくそうという話ではない」
日本軍「慰安婦」被害者で平和人権運動の先頭に立ってきたイ・ヨンスさん(92)が今月27日、大邱で開かれた水曜集会に参加し、平和の少女像の隣に座っている=イ・ヨンスさん側提供//ハンギョレ新聞社

 日本軍「慰安婦」被害者で平和人権運動の先頭に立ってきたイ・ヨンスさん(92)が27日、大邱(テグ)で開かれた水曜集会に参加した事実が確認された。イさんは水曜集会の会場の近くを通る途中で、集会が行われているのを見て参加したという。

 同日、大邱市民ろうそく連帯は大邱市中区(チュング)の2・28民主化運動記念公園内の平和の少女像前で水曜集会を開催した。イさんは集会の終盤の午後8時頃に突然現れ、平和の少女像の隣の椅子に座って集会に参加したという。今回の水曜集会は、25日にイさんが2回目の記者会見を開いて以来初めて開かれた集会だ。

 イさんの水曜集会への参加は予定されていたものではなかった。水曜集会会場の近くを通る途中で水曜集会が行われているのを見て、イさんが参加する意思を示したという。イ・ヨンスさんの側近であるAさんは28日、ハンギョレとの電話インタビューで「(27日に)イさんと夕食をとって宿泊先へ移動していたところ、ろうそく集会が開かれているのを見かけたので伝えたら『行ってみなきゃ』と言われた。水曜集会が開かれていることも知らなかった」と話した。イさんは水曜集会会場で、記者会見後の感想を聞く市民たちの質問に「(記者会見で)言いたいことは言った。その言葉だけ信じてください。一緒に闘いましょう」と答えた。水曜集会が終わった後は、市民たちとしばらく挨拶を交わし、現場を離れたという。

 以前イさんは今月7日の最初の記者会見で「水曜集会に参加しない」と宣言した。にもかかわらず、大邱の水曜集会に姿を現わしたことについて、Aさんは「水曜集会をするなという意味ではなく、本人のために苦労している人を見て『胸が痛む、苦労しないでほしい』ということを言ったのだ。メッセージは最初からそういう内容だった」と伝えた。Aさんは「昨日の集会の参加後も、私のために苦労している人々を見て胸が痛むとおっしゃった」と話した。

 これに先立ち、イ・ヨンスさんは25日に大邱寿城区(スソング)のインターバーゴホテルで2回目の記者会見を開き、「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協・正義記憶連帯の前身)が何の権利で慰安婦被害者を利用するのか」などの発言をし、正義記憶連帯(正義連)とユン・ミヒャン共に民主党国会議員当選者(前正義連理事長)を批判した。

カン・ジェグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/946847.html韓国語原文入力:2020-05-28 11:15
訳C.M

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