中央災災害安全対策本部(中対本)は14日、地方自治体の案内を受けたにもかかわらず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査に応じない場合は「感染症予防法に基づき、罰金200万ウォン(約17万円)が科せられる」とし、まだ連絡がつかない梨泰院のクラブへの訪問者に対し、検査を受けることを呼び掛けた。中対本は同日の定例ブリーフィングで「検査を受けなければ、個人だけでなく家族や社会全体が危険にさらされる」と説明した。韓国政府がクラブの名簿などを通じて把握した訪問者(5517人)のうち、まだ連絡がつかない人は2500人ほどだ。
中対本は、「遊興施設に出入りした人の名簿を作成する際、情報模様(QRコード)を活用して正確度を高める案を検討している」と発表した。現在、江原道が施行する「クリーン江原パスポート」に着目したものだが、出入者がスマートフォンで該当施設の情報のコードを読み取れば、名前や電話番号、住民登録番号の前の7桁を入力するサイトに自動的につながる。中対本はブルートゥース機能を活用し、室内近距離接触者を探し出す方法も検討している。
防疫当局は同日、13日午後6時現在、自宅隔離の無断離脱事例が393件で、このうち131人を起訴意見で検察に送致したと発表した。自宅隔離の無断離脱で安心バンド(GPS監視機能搭載)を着用した人は現在20人、累積30人だ。一方、同日0時基準で治療を受けているCOVID-19患者は969人で、今年2月26日以来初めて1000人を下回った。