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共に民主党のユン・ホジュン事務総長(右)とイ・グンヒョン戦略企画委員長が22日午後、ソウル汝矣島の国会で記者懇談会を前に着席している/聯合ニュース

　共に民主党は、比例連合政党である「共に市民党」の政党投票番号を引き上げるため、現役議員の派遣に乗り出した。共に市民党は少数政党と市民団体からの比例代表候補10人を選び、今月24日に比例代表名簿の順位を決める方針だ。民主党から選ばれ市民党に移った比例代表候補らは「群小政党・市民推薦候補では民主党支持者を結集させることはできない」と上位への配置を要求しており、さらなる難航が予想される。

　民主党のユン・ホジュン事務総長は22日昼、国会で記者懇談会を開き、「公開・非公開で、共に市民党に籍を移すという意思を明らかにした議員が数人いる」と明らかにした。これに先立ち、予備選挙で脱落した民主党のチョン・ウンヘ議員(当選1回比例)は21日に自身のフェイスブックに「私を共に民主党から除名してほしい。共に市民党に党籍を移す」と正式に要請している。公認から外されたシン・チャンヒョン議員や不出馬宣言をしたイ・ギュヒ議員ら複数の議員も「党籍を移してほしい」という党の要求に肯定的に応えたという。

　共に市民党が目指す政党投票番号は「3番」だ。共に市民党が6議席の正義党を抜いて民生党と未来韓国党に次ぐ「記号3番」を得るためには、民主党は現役議員を少なくとも7人派遣しなければならない。政党投票の番号は候補登録締切日の各党の議席数を基準にするため、民主党は27日までに議員派遣を終えるものとみられる。

　一方、共に市民党は同日、比例代表候補を選ぶための最終審査を行った。少数政党・市民社会団体からの比例候補を10人選んで23日に公開し、24日午後1時から選挙人団投票、午後3時に最高委員会の承認を経て、最終比例候補の順位を決める。共に市民党のキム・ガヒョン報道担当は「市民社会団体の比例代表候補の公募には計78人が申請し、少数政党からも候補の推薦を受けた。24日の投票を経て、市民社会団体と少数政党からの候補が1～10番に『混ぜられる』」と述べた。

　民主党から移った比例代表候補たちは、市民党の比例代表名簿の11位から配置される予定だが、彼らの反発がかなり強く、これが変数になる可能性もある。民主党の比例候補4位だったキム・ホンゴル民族和解協力汎国民協議会常任議長はこの日、「民主党候補を上位に配置してほしい」という民主党出身の比例候補らの立場を党に伝えた。民主党出身の比例候補は「多くの党員と支持者が過去の行跡も分からぬ聞いたこともない候補になぜ票を投じなければならないのか、理解できずにいる」と反発した。同日午後に開かれた民主党の非公開最高委員会議でもこうした要求に同調する意見が出たが、イ・ヘチャン代表は「これ以上大義名分を失ってはならない」と釘を刺し、「下位配置」の結論を下したという。