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「議席要求された」「していない」…見苦しい「比例連合政党」

登録:2020-03-19 02:39 修正:2020-03-19 07:28
民主議員「緑色党、未来党が議席要求」 
両党は「そんなことは言っていない」 
民生党は派閥同士の内輪もめ激化
「市民のために」のウ・ヒジョン(右から2番目)、チェ・ベグン(右から3番目)両共同代表と、これに参加した基本所得党、時代転換、カジャ環境党、カジャ平和人権党の4党の関係者が18日午後、国会で記者会見を行っている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 比例代表用選挙連合政党を準備する過程で浮き彫りになった、共に民主党と「政治改革連合」、少数革新政党の間の確執が深まっている。候補者の配分と総選挙後の政党解散をめぐって互いに相反する主張をし、状況は言った言わないの見苦しい言い争いに突き進んでいる。

 共に民主党のイ・ヘチャン代表は18日の最高委員会議で「連合政党は『市民のために』とやるしかない。政治改革連合は要求が多すぎる」という趣旨の発言をしたことがハンギョレの取材で確認された。民主党のある議員もハンギョレの電話取材に対し「緑色党と未来党がそれぞれ比例で3議席を要求し、政治改革連合も3~4議席の公認権をくれと要求してきた」と述べた。

 政治改革連合は直ちに反論した。ハ・スンス事務総長は同日、鍾路区(チョンノグ)の事務所で記者会見を開き、「(我々が公認権の一部を要求したという民主党の主張は)政治改革連合を選ばないための大義名分を作ろうとして流布した虚偽だ。法的責任を問わねばならない」と述べた。

 未来党と緑色党も、候補者配分に関して民主党と話し合ったことはないと反ばくした。未来党のオ・テヤン代表はハンギョレの電話取材に対し「民主党は緑色党と未来党を排除するための大義名分を作っている。候補者配分問題については民主党と一度も話し合ったことはない」と述べた。緑色党関係者も「プラットフォームについての話し合いをしただけで、具体的な議席数や候補については一切議論がなかった」と強い不快感を示した。

 民主党から18日までに連合政党に参加するかどうかを通知するよう要求されていた民生党は、深刻な内輪もめを抱えている。正しい未来党系が参加しない中で開かれた最高委員会議で、代案新党・平和党系の最高委員たちが連合政党参加を可決すると、正しい未来党系のキム・ジョンファ共同代表は「会議主宰の権限は私にある。議決自体が無効」と宣言した。この日、会議場では正しい未来党系と代案新党・平和党系の党役員らがもみ合いになった。肝心の民主党と「市民のために」は、民生党の合流に否定的な反応を見せている。

 一方、「市民のために」に属する「カジャ環境党」のクォン・ギジェ代表が2013年に未成年1人を含むボランティア団体の女性3人にセクハラ行為を行い告訴されていた事実がこの日になって明らかになった。当時、検察は未成年に対するセクハラについて起訴猶予処分を下している。クォン代表はハンギョレの電話取材に対し「起訴猶予処分が下されたのは事実だが、ボランティア団体の一部勢力が女性たちをけしかけて告訴・告発を主導した。典型的な謀略事件だった」と主張した。

ファン・グンビ、ソ・ヨンジ、キム・ウォンチョル記者

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/933211.html韓国語原文入力:2020-03-18 21:24
訳D.K

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