本文に移動

「新天地、12月まで武漢で集いを継続」

登録:2020-02-26 23:19 修正:2020-02-27 08:04
「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が教会信者の話を引用し報道 
「その後、オンラインの集いを1月まで…信者に感染者いない」 
湖北省の牧師「新型コロナ拡散時も一部布教活動」 
中国国内の新天地教会信者は2万人余り…ほとんどが大都市居住
24日、中国雲南省昆明市のある病院で、医療スタッフがVRゴーグルを着用して新型コロナ患者をチェックしている/ロイター・聯合ニュース

 新天地キリスト教会側が、中国湖北省武漢で新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散が本格化し始めた昨年12月まで、布教のための集いと会合を続けていたと、香港の「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が26日報道した。

 新聞は匿名の新天地教会信者(28)の話を引用し、「昨年11月からウイルスに関するうわさが激しくなっていたが、誰も深刻に考えなかった」として「新型コロナについて知った直後、教会がすべての集いを中断したが、当時自分も武漢にいた」と伝えた。幼稚園の教師というこの教会信者は「その後もオンラインを通じて説教と教理の勉強などを続け、教会信者の大部分は春節連休頃の1月末に故郷に戻った」と話した。

 この教会信者は続けて「他の地域の教会信者の状況は分からないが、武漢にいた私たちの兄弟姉妹(教会信者)は新型コロナに感染した人はいない。私たちがウイルスをまき散らしたとは思わない」として「多くの中国人が韓国を訪問しているのに、私たちに新型コロナ拡散の責任を問うのは公正でない」と主張した。ただし武漢地域の新天地教会信者が新型コロナ拡散以後に韓国を訪問したかについては彼は返答を避けた、と新聞は付け加えた。

 新聞は中国国内の消息筋の話を引用し、武漢地域の新天地教会信者は200人余りにのぼり、現在彼らの大部分は武漢の外に隔離された状態だと伝えた。2018年の武漢市内の漢口地域の“聖戦”が公安当局の取り締まりに遭った後にも、現地の教会信者は小規模な礼拝を続けてきたという。匿名を要請した湖北省のプロテスタント牧師は同紙に「新天地教会信者は熱心に宗教活動を行い、一部の教会信者は新型コロナの拡散時期にも布教活動を続けていた」と話した。

 現在、中国国内の新天地教会信者は概略2万人程度で、彼らの大部分は北京・上海・大連・長春・瀋陽などの大都市に居住しているという。新天地教会で宣教師として活動していた上海住民のBill Zhang(33)は「教会の秘密の性格のために、当局が取り締まりをするのは困難だった」として「上海新天地教会は取り締まりをしばしばされたが、教会信者は取り締まりが緩むと8人から10人ずつの小グループの集いを継続していた」と話した。

北京/チョン・インファン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/929889.html韓国語原文入力:2020-02-26 21:35
訳J.S

関連記事