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新天地イエス教会「国民に心配かけて遺憾…早期終息のため保健当局に積極的に協力」

登録:2020-02-24 06:47 修正:2020-02-24 08:25
長期間欠席で連絡が途絶えている253人に連絡中 
「名簿流出で差別などの被害発生」非難慎むよう要請
新天地イエス教側の立場文発表映像=新天地ホームページより//ハンギョレ新聞社

 新天地イエス教会は23日午後5時、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する文書を発表し、「国民の皆さんにご心配をおかけしたことについて、深い遺憾の意を表する」としたうえで、「現在、COVID-19の拡大防止に向けて、あらゆる方法を総動員し、保健当局に協力している」と述べた。

 新天地イエス教会のキム・シモン・スポークスマンはユーチューブとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のライブで約9分ほどにわたり流した立場文で、「23日午前9時基準の疾病管理本部の資料によると、COVID-19患者556人のうち新天地イエス教会関連の感染者は計309人」だとし、「新天地イエス教会は地域社会の拡散を最小化するため、大邱(テグ)教会の全信者と大邱教会を訪問した201人に対しては症状の有無をリアルタイムで確認し、疾病管理本部と緊密に疎通して、共有している」と述べた。

 新天地イエス教会はまた、「新天地大邱教会信者のうち連絡が取れていない670人に対し、継続して保健当局と共に連絡を取っており、現在417人については検査を受けるようにした。また、長期間教会に出席しておらず、連絡が途絶えた253人にはあらゆる方法を動員して連絡している」と主張した。

 新天地イエス教会は「今年1月初めから信者の保護のため、中国への渡航歴がある人やその接触者、発熱や咳など風邪の症状が見られる人に対しては教会への出入を禁ずることを公文書を通じて4回も全国74つの教会に指示しており、2月18日からはすべての会合を禁止している。現在、大邱教会の信者9294人と大邱教会を訪問した信者201人を含めた新天地イエス教会の全信者24万5千人に外部活動を控えるよう要請した」と述べた。教会側は「現在、大邱教会の信者全員について自宅隔離措置を完了し、COVID-19の検体検査を進めている」と付け加えた。

 新天地イエス教会は「大邱教会で最初の患者が確認された2月18日、全国の教会及び1100の付属機関を閉鎖措置し、21日まで全ての消毒防疫を終えており、22日には消毒防疫状況を公表した。また疾病管理本部に全教会と付属機関の住所も提供すると共に、新天地の公式ホームページにも公開し、だれでも確認できるように措置した」とし、「1月末から2月18日まで大邱の教会を訪問した信者201人を確認し、直ちに自宅隔離と保健所に問い合わせすることを案内しており、彼らのリストを疾病管理本部やソウル市、京畿道などの該当地域の自治体に提供した」と説明した。

 新天地イエス教会は「事態の早期終息のため、大邱教会の信者全リストを保健当局に渡したが、このリストが流出し、地域社会で新天地聖徒に対し強制休職や差別、侮辱、さらには退職圧迫まで、あってはならないことが起きている」とし、「新天地イエス教会の信者たちは当局の防疫措置を信頼し、日常生活を送ってきた大韓民国の国民であると同時に被害者なので、新天地イエス教会の信者に対する嫌悪と根拠のない非難を慎んでほしい」と呼びかけた。

 新天地イエス教会は「『新天地イエス教会がこの事態を故意に隠している』という報道が続いており、意図的な誹謗に憂慮を禁じえない」とし、「新天地イエス教会は今回の事態の早期終息のため、すべての力量を総動員して協力する」と明らかにした。

チョ・ヒョン宗教専門記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/religious/929379.html韓国語原文入力:2020-02-23 21:08
訳H.J

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