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北朝鮮「制裁を続ければ新たな道を追求」…米国に向け再三警告

登録:2020-01-22 06:19 修正:2020-01-22 08:31
ジュネーブ軍縮会談で「非核化公約にこれ以上縛られない」
北朝鮮の金正恩国務委員長が2019年12月31日、労働党中央委員会本部庁舎で第7期第5回全員会議を指導したと、朝鮮中央通信が2020年1月1日付で報道した/聯合ニュース・朝鮮中央通信

 北朝鮮は21日、自分たちが昨年末に設定した核交渉期限を米国が無視したため、核実験の中止などが含まれた約束をこれ以上守る必要はないとして、「新たな道を追求」しうると重ねて表明した。

 チュ・ヨンチョル北朝鮮ジュネーブ代表部参事官は同日、ジュネーブで開かれた国連主宰の軍縮会談で、「他方が尊重しない公約にこれ以上一方的に縛られる理由はない」とし、このように述べたと、ロイター通信が報道した。

 彼は、米国が北朝鮮に「最も残忍で非人間的な制裁」を加えているとし、「もし米国が朝鮮民主主義人民共和国にそのような敵対的政策を持続するなら、朝鮮半島の非核化はないだろう」と述べた。さらに、「もし米国が一方的な要求を強要し、制裁の適用を続けるなら、北朝鮮は新たな道を追求するしかないだろう」とも述べた。

 北朝鮮は昨年12月、米国が交渉に対する新たな計算法を示さなければ、新たな道を追求しうると警告した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は年末に米国との核交渉の期限を提示した。しかし、ロバート・オブライエン米大統領補佐官(安全保障担当)は、米国は対話のチャンネルを開いており、金委員長がドナルド・トランプ米大統領との首脳会談で行った非核化の約束を守ることを望んでいると答えただけだった。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/925339.html韓国語原文入力:2020-01-21 22:44
訳H.J

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