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ファン・ギョアン韓国党代表、「鍾路出馬」で暫定的に結論

登録:2020-01-13 03:34 修正:2020-01-13 07:36
韓国党側「残るはファン代表の決断のみ」 
当選困難区批判に避ける方法ないと判断 
李洛淵とビッグマッチの可能性高まる
ファン・ギョアン自由韓国党代表=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 自由韓国党のファン・ギョアン代表が4月の総選挙でソウル鍾路(チョンノ)選挙区で出馬する方向に傾き、「政治の1丁目1番地」鍾路で李洛淵(イ・ナギョン)現首相との「ビッグマッチ」が実現する可能性が高まっている。

 韓国党のある幹部は12日「党内的には、ファン・ギョアン代表の当選困難選挙区での出馬は鍾路のほかにないと暫定的な結論を下した」とし、「鍾路以外も考えてみたが、最終的にはファン代表自身の鍾路出馬の決断だけが残されている状況」と述べた。他の地域に出馬すれば、「そこが当選困難区なのか」という批判にさいなまれるのは目に見えている上、代表も出ない当選困難区に別の重鎮を送るのも難しいという判断からだ。そのうえ、九老区乙(クログ・ウル、選挙区の名前)などで李洛淵首相ではない他の候補に負けた場合、ファン代表としては回復し難い致命傷を負う恐れがある。党内では与党が作った土俵に乗る必要はないという意見もあるが、大多数は「不出馬」でない以上、鍾路を避ける方法を見出すのは難しいと見る雰囲気だ。

 現在の世論調査によるとファン代表はイ首相の支持率の半分にも及ばないが、鐘路は第15~18代総選挙では保守政党が勝利してきた地域だけに、勝算がないわけではないという分析も出ている。韓国党のある関係者は「鍾路は、ファン代表がすべてをかければ勝負する価値のある場所だ」と語った。

 一方、韓国党は、ファン代表とともに党の指導部クラスが首都圏の当選困難区への出馬に応じるよう再度求めた。シム・ジェチョル院内代表はこの日、記者懇談会を開き、「故郷の地、慶尚道よりは首都圏の方が相対的に厳しいだろうが、党の指導部クラスまでもが故郷に安住してしまえば、政治家としての未来は恐らく閉ざされてしまうだろう」としつつ、「指導者が全員首都圏に集まれば大きな津波が起こるだろう。指導者らしい大局的な行動を期待してやまない」と述べた。韓国党指導部は、党内の次期指導者候補たちにも首都圏内の戦略地域への出馬を薦めているという。党指導部のある関係者は「党の指導者クラスの人物を対象として、首都圏内の戦略的拠点地域を薦めている」と述べた。

チャン・ナレ、チョン・ユギョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/924141.html韓国語原文入力:2020-01-12 18:38
訳D.K

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