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「慰安婦」関連暴言で議論になったリュ教授「非がないのに謝罪はできない」

登録:2019-09-26 04:18 修正:2019-09-26 08:51
リュ教授、延世大学学報社「延世春秋」とのインタビューで 
「慰安婦は売春の一種、自発性ある」と再度主張
慰安婦関連の暴言で議論になったリュ・ソクチュン延世大学教授が自由韓国党の革新委員長に在職していたときの姿=カン・チャングァン記者//ハンギョレ新聞社

 授業の途中「慰安婦は売春の一種」と発言し、激しい非難を受けているリュ・ソクチュン延世大学社会学科教授が、延世大学学報社とのインタビューで、「(自分に)非があるなら謝罪するが、(そもそも)謝罪すべきことはやっていない」という立場を明らかにした。

 リュ教授は24日、延世大学の学報社「延世春秋」とのインタビューで、「私を破廉恥な人間のように扱うのは非常に残念だ」と語った。リュ教授は発展社会学の授業での発言について、「『(本当にそうなのか)知りたいなら、(学生が)一度やってみますか』という問いかけで、『調査を』という目的語を使わなかっただけなのに、売春を勧めたと解釈し、私を破廉恥な人間のように扱っている」と不快感を露わにした。リュ教授は今月19日の発展社会学の授業で「(慰安婦は)売春の一種」だとし、「慰安婦被害者たちが自発的に行ったということなのか」という学生たちの質問に「知りたいなら、一度やってみますか?」と問い返した事実が知られ、怒りを買った。

 また、リュ教授はジェンダー ・ センシティビティ(gender sensitivity;ジェンダーへの配慮)について言及し、「女性が被害を受けたと主張すれば、問題になるのが現実だ」とも発言した。「授業を受けていた学生の立場からすると、そのように感じたかもしれないのではないか」という質問に対し、リュ教授は「そのように感じたなら、何も言えない」としたうえで、「ジェンダー ・ センシティビティというのは、女性が被害を受けたと主張すれば、問題になるのが現実」だと主張した。学生たちに対する謝罪がなかったという指摘に対しては、「非があるなら謝罪するが、(そもそも)謝るべきことはやっていない」と断言した。

 リュ教授は「日本は、日本軍『慰安婦』の直接的な加害者ではない」という主張も繰り返した。リュ教授は同日のインタビューで「『慰安婦は強制的に動員された』というのが普遍的な国民感情であり、学界の説明」だとしたうえで、「しかし、新しい研究結果が慰安婦は民間で行われた売春の性格も強かったことを示している」と話した。「慰安婦」被害女性たちに自発性があったと見るかという質問に対しては、「そうだ」としたうえで、「その当時はやめることが(今より)難しかったことを認めるが、イ・ヨンフン前教授の主張にも説得力があると思う。これは学問と良心の自由だ」と強調した。

 一方、同日開かれた第1406回水曜集会に参加した人たちもリュ教授の発言を糾弾した。正義記憶連帯のハン・ギョンヒ事務総長は「最近、韓国でも一部の人々が(日本の極右勢力のような)発言をしている」とし、「そのような人には学生を教える資格がない」と声を高めた。ハン事務総長は同日、「ハンギョレ」との電話インタビューでも「リュ教授の発言は、日本の右翼が主張する発言と論理が同じだ」とし、「講義室内で人権蹂躙と嫌悪発言を行ってもいいのか。基本的に(彼には)教授の資格がない」と述べた。韓国カトリック女子修道会のチャン・サルス修道女も、「ある大学教授が(慰安婦被害者)ハルモニ(おばあさん)に暴言を吐いたという話を聞いて、胸を痛めた」とし、「みなさんより歴史意識が低い」と批判した。

キム・ミンジェ、カン・ジェグ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/910917.html韓国語原文入力:2019-09-25 18:14
訳H.J

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