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海上自衛隊観艦式に韓国不参加…国防部「招請状が来ていない」

登録:2019-09-24 21:45 修正:2019-09-25 07:24
日本、レーダー対立を理由に韓国を参加させないことに 
韓国国防部「出席対象は主催国の日本が決める問題」
昨年10月11日午後、済州西帰浦近海で開かれた国際観艦式に参加した韓国軍の艦艇が海上査閲を受けている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 韓国海軍が来月開かれる日本海上自衛隊の観艦式に参加しないことが正式決定されたと、読売新聞が24日報道した。これに対して韓国国防部は、まだ日本から招請状が来ていないと明らかにした。主催国の日本が招請しなかったので、参加有無を検討する理由もないとの立場と見られる。

 読売新聞は、日本政府関係者の話を引用して「韓国海軍は昨年12月、海自機に火器管制レーダーを照射したうえ、事実関係を認めず、再発防止策も示していない。こうしたことなどを踏まえ、日本政府は韓国軍を観艦式に参加させるのは適切ではないと判断した」と伝えた。海上自衛隊は3~4年ごとに友好国の艦艇を招いて観艦式を開く。今年の観艦式は来月14日に神奈川県相模湾で開かれる。今回の観艦式には米国、英国の他に中国も参加するという。

 日本政府の態度は、昨年から続いた韓日対立を反映したものと見られる。海上自衛隊は昨年10月、韓国海軍が開催した済州(チェジュ)国際観艦式に駆逐艦の派遣を計画していたが、韓国が旭日旗を掲揚しないことを要求すると不参加にした。その後、韓国海軍の駆逐艦と海上自衛隊の哨戒機のレーダー-威嚇飛行の葛藤に火がついて、韓日軍事交流が中止されるなど寒波に包まれた。最近では韓国最高裁(大法院)の強制徴用賠償判決、日本の輸出規制とホワイト国(戦略物資輸出審査優待国家、グループA)からの排除、韓国の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定が続き、韓日対立が高まっている。

 これに対して韓国国防部は、携帯メール公示を通じて「日本の海上自衛隊観艦式と関連して、わが軍は日本から招請状を受け取っていない」として「観艦式の出席対象は、主催側の日本が決める事案」と明らかにした。国防部は「主催国の日本が招請状を送ってくれば、軍は参加有無を検討した後に結果を通知することになっている」として「日本の招請状をまだ受け取っていないために、現在までに決定されたこともない」と説明した。

ユ・ガンムン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/910693.html韓国語原文入力:2019-09-24 15:33
訳J.S

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