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中国の王毅外交部長、来月2~4日に訪朝…リ・ヨンホ外務相と会談

登録:2019-08-31 07:06 修正:2019-08-31 07:41
金正恩委員長と面会するかに注目集まる
朝米シンガポール首脳会談を1カ月後に控えた昨年5月3日、北朝鮮を訪問した王毅中国外交担当国務委員兼外交部長が金正恩国務委員長と握手を交わしている//ハンギョレ新聞社

 中国の王毅外交担当国務委員兼外交部長が来月2~4日に北朝鮮を訪問すると、中国外交部が30日に発表した。

 耿爽中国外交部報道官は定例会見で、王毅国務委員がリ・ヨンホ北朝鮮外務相の招待を受け、来月2日から3日間北朝鮮を訪問するとしたうえで、具体的な日程については「訪問期間中、リ外務相と会談を行う予定」とだけ明らかにした。

 さらに「今年は中朝国交正常化70周年であり、6月に中国の習近平国家主席が北朝鮮を成功裏に訪問するなど、両国関係が新たな歴史的な時期を迎えた」としたうえで、「王国務委員の今回の訪問は、中朝両国が党や国家、首脳の共同認識を実現するためのもの」だと強調した。

 耿報道官は王国務委員の訪朝の意味と議題について、「現在、朝鮮半島の情勢は全体的に比較的緩和局面にあり、朝鮮半島問題の政治的解決も軌道に乗っている」とし、「我々は各国が接触と疎通を強化し、互いに向かい合って前進することを望んでいる」と答えた。

 耿報道官はまた、「中国は各国が双軌並行(朝鮮半島非核化プロセスと朝米平和協定に向けた協議)に従い、段階的かつ同時的な方式を通じて、完全かつ全面的な非核化と朝鮮半島平和体制を構築することを望む」とし、「また、関連国家の合理的な懸念に適切に対処することを望んでいる」という原則的立場を繰り返した。「中国は朝鮮半島の非核化と北東アジア地域の永久的な安定に建設的な役割を果たす用意がある」と付け加えた。

 南北および朝米対話が膠着状態に陥った中、王国務委員が訪朝期間中に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と面会するかどうかに関心が集まっている。彼は朝米シンガポール首脳会談を1カ月後に控えた昨年5月3日にも北朝鮮を訪問し、金正恩委員長に会った。ただし、米中間の貿易摩擦と覇権争いが続いている状況で、北朝鮮と中国が朝米非核化協議に関する進展したメッセージを出すために努力する必要性は大きくない。

イ・ヨンイン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/907841.html韓国語原文入力:2019-08-30 19:45
訳H.J

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