ハンガリー・ブダペストのドナウ川船舶沈没事故現場から66キロメートルほど離れたMakad地域で、女性と推定される遺体1体が5日(現地時間)、捜索当局によって収拾されたと外交部が同日明らかにした。先月22日、事故現場から30キロメートル離れた場所で60代の韓国人女性が発見され収拾されてから13日目だ。
外交部は、ハンガリー・ブダペスト現地に派遣された政府合同迅速対策チームの報告を引用し、「5日午前11時56分(現地時間)にハンガリーのドナウ川船舶沈没事故現場から約66キロメートル離れたMakad地域で韓国・ハンガリー合同陸上捜索チームが共同捜索中、女性と推定される遺体1体を収拾し、身元を確認中」と伝えた。
韓国とハンガリー当局が身元確認を終えた後、遺体が5月29日ドナウ川で発生した遊覧船ハブレア二号沈没事故当時船に乗っていた韓国人搭乗客33人のうちの1人と明らかになれば、行方不明者は残り1人になる。
5月29日当時、ブダペストのドナウ川で韓国人観光客など33人を乗せて夜景ツアーをしていたハブレア二号は、クルーズ船バイキング・シギン号に追突されて沈没した。韓国政府は、現場に政府合同迅速対応チームを派遣し、ハンガリー当局とともに現地で行方不明者の捜索活動を行っている。