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ホワイトハウス請願サイト「ウィ・ザ・ピープル」にチェ・ギョンファン民主平和党議員が先月29日に掲載した5・18光州民主化運動関連の米政府文書の公開・提供を要請する請願文。1カ月で請願者10万人を超えた場合、ホワイトハウスがこれに回答しなければならない//ハンギョレ新聞社

　民主平和党のチェ・ギョンファン議員が、米国政府に1980年5・18光州民主化運動関連の機密文書の公開を要請するホワイトハウスの請願を進めている。

　チェ議員は3日、報道資料を発表し、「5・18と関連した国内の資料がほとんど歪曲・操作された状況で、米国政府の39年前の機密文書が5・18の真相究明のカギになると期待している」とし、「米国政府が1979年と1980年に作成した韓国5・18関連機密文書の原本資料を提供してほしい」と資料の公開を求めた。

　チェ議員は「1980年大韓民国5・18民主化運動関連の米政府文書公開及び提供の要請」という題名の請願文を先月29日「ウィ・ザ・ピープル」(We the People)というホワイトハウス請願サイト(petitions.whitehouse.gov/petition/request-disclose-and-provide-us-government-documents-koreas-may-18-democratization-movement-1980)に掲載した。「ウィ・ザ・ピープル」は韓国の「大統領府請願掲示板」と類似した制度で、請願文が掲示されてから1カ月以内に請願同意者が10万人を超えた場合、ホワイトハウスが回答する制度だ。3日午後5時10分現在、1041人が請願し、請願の締め切りは今月28日だ。

　チェ議員は請願文で、「大韓民国国会のチェ・ギョンファン国会議員」だと自己紹介したうえで、「1980年大韓民国光州(クァンジュ)で発生した5・18民主化運動と関連し、米ホワイトハウスや国防総省、CIA、国務省など政府機関の5・18関連の機密資料を公開し、韓国政府に提供してほしい」と訴えた。チェ議員はさらに、「5・18民主化運動は当時、新軍部の政権掌握の陰謀に対抗し、光州市民らが民主主義を守るために戦い、戒厳軍によって無差別に虐殺された痛ましい歴史」だとし、「5・18以降39年が経った今でも、5・18民主化運動の真相は完全に究明されていない」と書いた。彼は「米国政府の文書公開で、大韓民国の民主主義の価値が守られることを望んでいる」と請願した。

　チェ議員は「2016年、米国のオバマ政府当時、アルゼンチンのビデラ軍事政権を庇護した内容が書かれた秘密文書をアルゼンチン政府に提供し、真相究明を支援した事例があり、トランプ政府でも昨年4月、関連資料をアルゼンチンに提供した」とし、「今回のホワイトハウスへの請願が、韓国政府と米国政府間の交渉や米国政府の公開決定に役立つことを願って、他国の前例から米国政府は5・18機密文書公開を決定してほしい」と訴えた。

　チェ議員が言及した「韓米政府間の交渉」は最近、チョン・ジョンベ議員が李洛淵(イ・ナギョン)首相に「わが政府が米国政府に5・18と関連し、機密解除された資料の提供を要請する意向があるか」と質疑したことに対して、李首相が「政府レベルで可能な案を模索していき、外交チャンネルなどを通じて米国と協議していく」と答えたことに関連するものだ。

　チェ議員は「39年もの間隠されてきた5・18の真実が明らかになるよう、国民と海外同胞たちの積極的な賛同を願う」と呼びかけた。