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北朝鮮、短距離ミサイル発射位置から2年前の文大統領就任直後にも弾道ミサイル発射

登録:2019-05-10 09:44 修正:2019-05-10 15:06
追加で飛翔体を発射した平安北道・亀城 

2016年にムスダン、2017年に北極星2型 
数回にわたり短・中距離ミサイル実験
北朝鮮、短距離ミサイルを推定される飛翔体2発を発射=資料:合同参謀本部//ハンギョレ新聞社

 9日、北朝鮮が短距離ミサイルと推定される飛翔体を打ち上げた平安北道の亀城(クソン)地域は、2016~2017年に北朝鮮が数回にわたり短距離、長距離ミサイル発射試験を行った場所だ。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任して5日目の2017年5月14日午前5時27分頃、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射した場所が亀城の近くだ。その年の7月4日、北朝鮮はこの地域でさらに1回弾道ミサイル発射試験を実施した。

 2016年10月15日と20日にも、北朝鮮は平安北道亀城の「方ヒョン(バンヒョン)飛行場」近くで、ムスダンミサイルと推定されるミサイルを発射した。当時、合同参謀本部は「発射直後に失敗したと推定」と発表した。北朝鮮は2017年2月12日に亀城地域と接している方ヒョン一帯で、中長距離弾道ミサイルの「北極星2型」を試験発射している。軍事専門家のキム・ドンヨブ慶南大学教授は「2016年のムスダン高角発射に失敗した時、方ヒョン一帯で多く打ち上げ、2017年の北極星2型を発射した時もこの地域で発射した」と説明した。

 亀城地域の方ヒョン飛行場から北に10キロほど離れた地点で、北朝鮮の移動式ミサイル発射台が2017年4月に米国の民間衛星に初めて捉えられたこともある。当時「ボイス・オブ・アメリカ」は、米国の民間衛星企業「デジタル・グローブ」が撮影した衛星写真を引用し、「横18メートル、縦30メートルで作られた平らな四角の構造物の上に、発射台を90度近く高く立てた車両が衛星に捉えられた」と報道した。

 合同参謀本部が9日、北朝鮮の発射を最初に知らせた時、発射場所を「シンオリ一帯」と言い、また「亀城地域」と改めたが、亀城はシンオリのすぐ上の40キロほど離れたところに位置している。亀城市は平安北道の中央部にあり、同地域一帯にはミサイル関連産業施設があるという。平安北道雲田郡(ウンジョングン)シンオリには、北朝鮮のミサイル基地があると推定される。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/893337.html韓国語原文入力:2019-05-09 22:31
訳M.C

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