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大統領府国家安保室2次長、ロシア訪問後に帰国…近日中に訪米する見込み

登録:2019-03-29 06:57 修正:2019-03-29 08:22
金正恩委員長の訪ロなど懸案協議したもよう 
フッカー米NSC朝鮮半島担当補佐官も訪韓 
訪中結果などを説明
キム・ヒョンジョン大統領府国家安保室2次長//ハンギョレ新聞社

 キム・ヒョンジョン大統領府国家安保室2次長が最近、秘密裏にロシアを訪問したことが、28日に確認された。

 複数の消息筋は、キム次長がロシア訪問を終えて27日に帰国したと話した。これに先立ち、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の儀典責任者であるキム・チャンソン国務委員会部長も、ロシアを訪問した。彼は今月19日から25日(現地時間)までロシアに滞在した。キム・チャンソン部長のロシア訪問をめぐり、近く金正恩委員長がロシアを訪れるのではないかという見通しが示されている。キム・ヒョンジョン次長のロシア訪問に関心が集まるのもそのためだ。

 キム次長はロシア政府の要人らと会談し、第2回朝米首脳会談以降の朝鮮半島情勢や金委員長の訪ロ計画などに関して、意見交換を行ったものと推定される。特に、ハノイ会談後、朝米対話が再開されないことについて、ロシアとも対応策を話し合ったものと見られる。

 キム次長の“不在”は、彼が今月25日の大統領府首席・補佐官会議と26日の韓・ベルギー首脳会談など、重要日程に相次いで姿を現さなかったことで、浮き彫りになった。このため、キム次長が「ポストハノイ」戦略を調整するため、米国や中国を訪問したとの見通しも示された。ただし、キム次長は近く米国を訪問する予定だという。

 一方、同日、1、2回目の朝米首脳会談の実務交渉に深く関与したホワイトハウスのアリソン・フッカー国家安保会議朝鮮半島担当補佐官が外交部を訪れ、注目を集めた。 24日、スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表の中国・北京訪問に同行したフッカー補佐官は、帰国の途中に訪韓し、キム・テジン外交部北米局長らに訪中結果を説明するとともに、ハノイ首脳会談以降の状況などについて意見を交わしたという。カン・ギョンファ外交部長官とイ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長は29日(現地時間)の韓米外相会談に向けて訪米中だ。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/887869.html韓国語原文入力:2019-03-28 22:01
訳H.J

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