3・1運動と大韓民国臨時政府樹立100周年をむかえ、各界各層で多様な記念行事が進行している中で、全国教職員労働組合(全教組)ソウル支部が15日「学校内親日残滓清算運動」を提案した。
全教組はこの日、声明書を通じて「ソウルをはじめとする全国の学校では、親日派の銅像や彼らの名前を取った記念館が未だに堂々と残っていたり、親日音楽家が作曲・作詞した校歌を生徒たちが合唱している」として「国権を回復して70年が過ぎた今でも、このようなことが起きているのは恥ずかしい」と主張した。全教組ソウル支部は、これに伴い「学校内親日残滓清算運動」を提案し、具体的に、親日派銅像撤去▽親日派の名前を取った記念館の名称変更▽親日音楽家が作詞・作曲した校歌の廃棄が必要だと提示した。全教組はまた、24日までにソウル地域のすべての小・中・高校を対象に、親日派銅像と記念館の存続の有無、親日音楽家が作詞・作曲した校歌の現況を調査して、その結果を学校名と共に公開する計画だと明らかにした。合わせて、学校内の親日派銅像と記念館、親日音楽家が作詞・作曲した校歌の存続の有無について、ソウル市教育庁も全数調査を始めることを要請した。
親日派が作詞・作曲した校歌を変える作業は、すでに光州市(クァンジュシ)教育庁が主導している。光州市教育庁はこのために専門担当タスクフォースチームまで構成した。光州第一高等学校をはじめとする相当数の学校では、光州市教育庁の提案に呼応して玄済明(ヒョン・ジェミョン)、李興烈(イ・フンニョル)、金東振(キム・ドンジン)、金聖泰(キム・ソンテ)など親日音楽家が作詞・作曲した校歌を変えることに決めた。また、全教組忠清南道支部と民族問題研究所忠清南道支部も、共同で声明書を発表し、親日派が作詞・作曲した校歌を変えたり学校に残っている日本語を韓国語に変える作業を始めた。