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スウェーデン会議で南北米3者接触

登録:2019-01-22 06:07 修正:2019-01-22 07:49
チェ外務次官とビーガン代表の合宿交渉が終了したもよう
今月21日(現地時間)、朝米実務交渉が3日間進められているスウェーデン・ストックホルム北西側のメーラレン湖畔のハックホルムスンド・カンファレンス会議場を、スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表一行を乗せたと推定される車が後にしている=ストックホルム/聯合ニュース

 2回目の朝米首脳会談を控え、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官と米国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表がスウェーデンのストックホルムで行なった3日間の準備実務交渉が、21日(現地時間)に終わった。

 19日(現地時間)、ストックホルム北西のメーラレン湖畔の「ハックホルムスンド・カンファレンス(Hackholmssund Konferens)」に設けられた宿泊先兼会議場に到着した会議出席者らは、21日(現地時間)の明け方まで会議場に閉じこもり、“合宿協議”を行った。同日午前、ビーガン代表が先に会議場を後にし、チェ・ソンヒ外務次官を乗せた車も「ハックホルムスンド・カンファレンス」を離れた。

 南北米3カ国接触は、今回の会議の主催側であるスウェーデン外交部とストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が主催した公式会議で行われたという。韓国側の出席者はイ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長だ。北朝鮮と国交正常化をめぐる朝米交渉の接点を模索するための席であるだけに、出席者らは各国政府の立場について比較的率直に話し合ったものと見られる。特に、18日(現地時間)にホワイトハウスで行われたドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長の面会に同席したビーガン代表が、関連内容を詳細に伝えたという。非核化と相応措置をめぐる交渉に突破口が開けたかどうかが注目される。特に、寧辺(ヨンビョン)の核施設の廃棄と対北朝鮮制裁緩和問題をめぐる調整結果に関心が集まっている。スウェーデンを除いた南北米の3者会合が別途に行われたかは、21日午後まで確認されていない。ただし、ビーガン代表が会議場を離れた後、南北代表団は約2時間後に会議場を後にしており、南北間協議が行われた可能性もあると見られる。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/879325.html韓国語原文入力:2019-01-21 22:48
訳H.J

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