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アジア競技大会の南北共同応援団「ワンコリア」が発足

登録:2018-08-14 06:07 修正:2018-08-14 08:27
17日、第1次100人をインドネシアに派遣
2018アジア競技大会のワンコリア共同応援団組織委員会が今月13日午前、ソウル中区タルゲビで発足記者会見を開き、統一旗を持って応援時の掛け声を叫んでいる。=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 今月18日に開幕する第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)で、南北単一チームを応援するための「南北共同応援団」が作られた。

 ハンギョレ統一文化財団と6.15共同宣言実践南側委員会などで構成された「2018アジア競技大会ワンコリア共同応援団組織委員会」(組織委員会)は13日午前、ソウル中区タルゲビのカンファレンスルームで記者会見を開き、「ワンコリア共同応援団」の発足を宣言した。組織委員会は「世界のメディアが平昌(ピョンチャン)冬季五輪の最も感動的な瞬間として、南北共同入場を挙げたように、南と北の出会いはいつも期待以上の感動を残してきた」としたうえで、「板門店(パンムンジョム)宣言後初めて南と北が海外で一つになる場を一緒に作るため、『ワンコリア共同応援団』を構成し、インドネシアに派遣する」と明らかにした。

 平昌冬季五輪に続き、ジャカルタ共同応援団にも合流した大学生キョレハナ(民族は一つ)代表のチョン・チョルウさん(26)は「北朝鮮から来た選手や市民と共に『我々は一つ』と叫んだ平昌冬季五輪の記憶が忘れられない」とし、「今回のアジア競技大会でも、平和の気流が流れることを願っている」と期待感を示した。応援団に選ばれた韓国航空大学の学生のキム・スジョンさん(20)は、同日の記者会見で読み上げた記者会見文で、「南北単一チームの試合はスポーツを乗り越え、和解と統一に向かう一つの過程」だとしたうえで、「ワンコリア共同応援もまた、選手やインドネシア在住の韓国人、南北の同胞たちが融和する交流と協力、連帯の過程」だと述べた。

 この日、公式に発足した応援団は指揮者40人と共同応援団員100人で構成され、17日から20日まで、インドネシア現地に派遣される。第1次選抜隊の彼らは、現地で300人以上集まったインドネシア在住韓国人応援団員と共に、女子バスケットボールの南北単一チームの試合を応援し、開幕式で統一旗を掲げて共同入場する南北の選手らを歓迎する計画だ。これと共に、南北の選手らが出場する主な試合を応援し、現地の同胞たちと共に「ワンコリアフェスティバル」行事にも参加する予定だ。組織委員会は今月28日、第2次集中応援団を派遣し、閉幕式(来月2日)まで応援戦を繰り広げていく予定だ。

チェ・ミニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/857484.html韓国語原文入力:2018-08-13 22:35
訳H.J

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