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正義党、支持率で“第1野党”に

登録:2018-08-04 06:21 修正:2018-08-04 07:12
4%p上昇し15%…自由韓国党上回る  
故ノ・フェチャン議員への追悼熱気で一段階跳躍
ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 正義党が支持率15%を記録し、第1野党の自由韓国党(11%)を上回ったことが調査で明らかになった。

 世論調査機関の韓国ギャラップが先月31日から今月2日まで3日間、全国の成人1003人を対象に調査し、3日に発表した8月第一週の調査結果によると、正義党の支持率は前週より4%ポイント上がった15%で、 創党以来、歴代最高値を記録した。正義党は昨年の大統領選挙の直前に8%、今年の地方選挙直後9%に続いて、先月10%台に進入するなど地道に上昇を続けてきた。

 先週、ギャラップの調査で正義党と11%で同率だった112議席の自由韓国党の支持率は、今週も変わらなかった。院内5議席の正義党が政党支持度では“第1野党”になったわけだ。共に民主党は、前週に比べ7%ポイント下落した41%を記録した。共に民主党支持層の一部が正義党に移動したものと見られる。正義党の支持率は各地域でともに上昇傾向を示した。先週一桁(9%)に止まっていた釜山・蔚山(ウルサン)・慶尚南道の支持率が14%まで上がり、大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠清で18%、ソウルで15%、仁川(インチョン)・京畿で15%など、前週に比べて3~5%ポイント上昇した(今回の世論調査は95%信頼水準で標本誤差は±3.1%ポイント。詳しい内容は中央世論調査審議委員会ホームページを参照)。

 正義党が歴代最高支持率を記録したことには、先月23日に自ら命を絶ったノ・フェチャン議員に対する追悼の熱気が反映されていると、正義党は分析している。今年の地方選挙以来、進歩政党に対する期待感で勢いに乗った状況で、ノ議員の無念な死が正義党への“応援”につながったということだ。実際、最近1週間でオンライン加入党員が5千人以上も急増するなど、“ノ・フェチャン効果”が支持層の拡大につながっている状況だ。党内では、最近流入した支持層が、低い姿勢で弱者たちと共に歩んできた政治家のノ・フェチャンのように、さらに大衆的な進歩政党を求めているものと解釈している。これを受け、正義党指導部は新たに加入した党員たちの声に耳を傾け、深層的な討論を通じて党の発展戦略を樹立する計画だ。シン・ジャンシク事務総長は同日、ハンギョレとの電話インタビューで「最近の支持は、先頭に立って旗を掲げるだけではなく、透明人間扱いされている弱者たちをそばで守る政党になってほしいという意味であり、それが“ノ・フェチャンらしいもの”だというメッセージだと思う」とし、「『支持率が上がったから、今まで通りに一生懸命やっていく』というレベルにとどまらず、既存の地域組織から中央党までどう変わるべきかを深く悩み、討論する」と話した。

キム・テギュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/856188.html韓国語原文入力:2018-08-03 22:55
訳H.J

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