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金委員長「米国が終戦と不可侵約束すれば、核を持つ理由はない」

登録:2018-04-30 01:21 修正:2018-04-30 11:43
文大統領との会談で「完全な非核化」に強い意志 
「豊渓里核実験場を5月中に閉鎖…国際社会に公開」
文在寅大統領と金正恩国務委員長が南北首脳会談の晩餐会で対話を交わしている=板門店/共同写真記者団//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日に開かれた南北首脳会談で、「米国が北朝鮮に対して生理的な抵抗感を持っているが、話し合ってみれば、私が南側や太平洋に向かって核を撃ったり、米国を狙ってそのようなことをする人ではないことが分かるだろう」とし、「これから頻繁に会って米国と信頼が築かれ、終戦と不可侵を約束されれば、果たして私たちが核を持って困難を強いられる理由があるだろうか」と述べたと、ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官が29日、明らかにした。金委員長のこのような発言は、南北首脳会談で合意した「完全な非核化」への意志を重ねて強調し、朝米の信頼構築と体制の保障を前提に、核廃棄の検証にも積極的に乗り出す意志を表明したものと言える。

 金委員長は27日、板門店南側の平和の家で開かれた首脳会談で、文大統領に「北部の核実験場の閉鎖(廃棄)を5月中に実行し、これを国際社会に透明に公開するために、韓国と米国の専門家とジャーナリストらをまもなく北朝鮮に招待する」と述べたという。ユン首席は「文大統領は核実験場の閉鎖の公開という金委員長の方針を直ちに歓迎し、両首脳は、韓米の専門家とジャーナリストの受け入れの時期などについては、北朝鮮側の準備が整い次第、日程を協議することにした」と伝えた。さらに、「金委員長の核実験場の閉鎖および対外への公開方針の表明は、今後議論される北朝鮮の核の検証過程において先制的かつ積極的に臨むという意志を明らかにしたもの」だと評価した。

 金委員長が言及した北部の核実験場とは、2006年10月から昨年9月まで合わせて6回の核実験を行った咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場を指す。豊渓里核実験場の閉鎖は今月20日、北朝鮮労働党中央委員会全員会議による決定だが、閉鎖場面の公開は南北が事前調整した首脳会談の議題には含まれなかったものだと、大統領府関係者は話した。

 金委員長はさらに、「朝鮮戦争のような痛ましい歴史は繰り返さない」と約束し、「同じ民族同士が血を流すことは二度とないようにすべきだ。決して武力使用をしないことを確言する」と述べたと、ユン首席は伝えた。これは今年3月初め、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長などの対北朝鮮特別使節団に「核兵器はもちろん、通常兵器を南側に向かって使用しない」と確約したもよりさらに踏み込んだ発言で、文大統領と合意した終戦宣言・平和協定の推進の意志を確認したものと言える。

 これに加えて、金委員長は「偶発的軍事衝突と戦争拡大の危険が問題だが、これを制度的に管理し、防止する実効的措置が必要だ」と述べたと、ユン首席は付け加えた。南北首脳は27日、「板門店宣言」で「朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力していく」とし、敵対行為の全面中止▽非武装地帯の平和地帯化▽西海(黄海)の北方限界線(NLL)一帯の平和水域化▽5月中の将官級軍事会談の開催などに合意した。

キム・ボヒョプ、ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/842652.html 訳H.J

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