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トランプ米大統領「朝米会談3~4週以内に開かれるだろう」

登録:2018-04-29 22:20 修正:2018-04-30 07:02
文大統領と電話会談…時期繰り上げ朝米会談場所も2~3カ所に絞る 
大統領府「北朝鮮や米国、板門店ではない」
文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領//ハンギョレ新聞社

 大統領府が29日、朝米首脳会談と関連し、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が28日の電話会談で、(会談場所の)候補地を2~3カ所に絞った」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と明らかにした。時期と関連し、大統領府は「朝米首脳会談とそれに先立って開かれる韓米首脳会談の日程が繰り上げられる可能性がある」と述べた。トランプ大統領は5月開催の可能性を示唆した。

 キム・ウィギョム大統領府報道官は同日の記者会見で「文大統領が28日夜9時15分から10時30分まで、1時間15分間にわたってトランプ大統領と電話会談を行い、朝米首脳会談の成功的開催に向けた方策について幅広く意見を交換した」とし、「時期と関連し、南北首脳会談の成功のモメンタム(動力)を維持するためには、朝米首脳会談をなるべく早期に開催するのが望ましいということで、意見の一致を見た」と述べた。トランプ大統領は同日、ミシガン州で開いた集会で「北朝鮮との会談が3~4週間以内に開かれるだろう」とし、5月中の朝米会談の開催を示唆した。これに伴い、5月中旬に予定された韓米首脳会談も繰り上げられるものとみられる。

 朝米首脳会談の場所と関連しても、両首脳は候補地を2~3カ所に絞り、意見を交換した。大統領府関係者は「両首脳が各場所の長所と短所について意見を交換した。文統領が先に発言した部分もある」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と話した。韓米首脳は南北米会談についても話し合ったという。

 電話会談でトランプ大統領は「板門店宣言を通じて完全な非核化を通じた核のない朝鮮半島の実現目標を確認したのは、南北だけでなく、全世界にとって非常に喜ばしいニュース」だとしたうえで、「金委員長との会談を待ちわびており、朝米首脳会談でも非常に良い成果をあげられるだろう」として、期待感を示した。彼は南北首脳による終戦宣言の合意にも共感を示した。キム報道官は「文大統領がトランプ大統領の強力な支援に重ねて謝意を表明し、『トランプ大統領に会ったら、気が合いそうだ』という北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の言葉も伝えた」と話した。彼は「トランプ大統領が『文大統領からの電話はいつでも最優先で受ける』として、緊密な韓米協力が非常に緊要だと強調した」と伝えた。

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/842603.html韓国語原文入力:2018-04-29 22:10
訳H.J

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