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朴元淳ソウル市長、3選出馬表明…「人が幸せなソウル、10年革命完成させたい」

登録:2018-04-12 22:30 修正:2018-04-13 07:20
汝矣島の民主党本部事務所11時、公式出馬記者会見 
「ソウルの10年革命、文在寅政府とともに完成する」
朴元淳ソウル市長=資料写真//ハンギョレ新聞社

 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が12日「ソウル市長3選」挑戦を公式宣言した。朴市長は「6年前、大統領が土木の川を掘り、不通の壁を築いた時、私は『暮らしを変える最初の市長』になると約束した」として「人が幸せなソウル、その10年革命を完成させたい」と明らかにした。

 朴市長はこの日、ソウル汝矣島(ヨイド)の共に民主党中央党舎で記者会見を開き、「暮らしを変えるソウルの10年革命、文在寅(ムン・ジェイン)政府とともに完成させます」というタイトルの出馬宣言文を発表した。記者会見で朴市長は「ソウルの考えと価値が大韓民国の哲学に拡張されている。ソウルの政策が大韓民国の標準につながり、新政府のモデルになっている」として「今こそ文在寅政府とともに」と強調した。

 朴市長がこの日民主党本部事務所で出馬を宣言したのは「市民社会から招聘された人であるため党内基盤が弱い」という指摘を払拭するためと見られる。朴市長側は「出馬宣言の場所に共に民主党党舎を選んだ理由は、共に民主党が追求している時代的価値である“正義、安全、統合、繁栄、平和”が過去6年間の市政で朴元淳市長が民主党員として守ってきた価値と一致することを確認し、ソウルを基点に党の地方選挙勝利のための意志を表明するため」と説明した。朴市長はこれに先立って、2011年の再補欠選挙時はソウル市龍山区(ヨンサング)の白凡記念館でソウル市長選への出馬を宣言し、2014年の再選時にはソウル市民庁で出馬を宣言した。彼が出馬を宣言した場所は、市民運動家からソウル市長に、そして与党の有力政治家として新たに出てきた朴元淳の人生の軌跡をそっくり示している。

 朴市長がこの日出した9大主要公約でも、市政の範囲を拡げる骨太のテーマが目につく。朴市長は「ろうそくのあかりで一つになった国民の意思が、今日の大韓民国を作った」として「市民民主主義の価値を市政の第一原則に据える」と約束した。「公論場プラットホーム」を活性化し、市民参加予算を拡大するということだ。また、朴市長は「ソウル市は全国に先駆けて性平等委員会を作り、性平等価値中心の女性安心特別市を終始基調としてきた」として「MeTooの勇気が無駄にならないよう「ソウルWithUプロジェクト」を推進し、セクハラのない性平等なソウルを作る」と明らかにした。

 さらに文在寅政府がリードする南北和解ムードの一助となるよう「2019年に開かれる100周年全国体典をソウル-平壌(ピョンヤン)の共同開催で推進するなど、平和の都市ソウルとして新たに出る」と話した。彼はまた、この日小学生の放課後を世話する公共責任制の実現、非正規職・零細自営業者のためのソウル型有給病休の導入、青年未来基金の造成を約束した。朴市長は「ソウルはこれから各者生き残りの世の中を終わらせ、共同体的暮らしに基づく社会的友情の時代を切り拓く」とし「青年の愛に投資する都市、革新成長の未来に投資する都市、平和に投資する都市になるだろう」と明らかにした。

オム・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/840262.html韓国語原文入力:2018-04-12 16:22
訳J.S

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