朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が11日、北朝鮮のチェ・フィ国家体育委員長とリ・ソングォン祖国平和統一委員長に、ソウル-平壌親善サッカー競技であるソウル・平壌サッカーを復活しようと提案したと12日明らかにした。11日には、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長もソウル・平壌サッカーの復活を提案した。
ソウル市の朴元淳市長は11日、ソウル国立劇場ヘオルム劇場で開かれた北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団特別公演を観た後、自身のフェイスブックに「ちょうど北朝鮮のチェ・フィ国家体育委員長とリ・ソングォン祖国平和統一委員長が座っていて、多くの対話をした。特に、ソウル・平壌サッカーの復活、全国体典参加など交流方案について話をした」と書いた。朴市長は昨年も訪韓したチャン・ウン北朝鮮国際オリンピック委員会(IOC)委員に「ソウル・平壌サッカーを再開しよう」と要請したことがある。また、ソウル市は、2019年にソウルが開催する第100回全国体典に平壌市(ピョンヤンシ)の選手団を招請したり、ソウル・平壌が共同開催する方案などを検討してきた。同じ日、金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長も、李洛淵(イ・ナギョン)首相が主宰した昼食会で「ソウル・平壌サッカーを再開してはどうか」と話した。ソウル・平壌サッカーは、日帝強制占領期間の1929年に始まり、京城(現ソウル)と平壌のサッカーチームが場所を交代して行った親善試合だ。20回開かれた後、1946年に中断された。