ドナルド・トランプ米大統領の長女、イバンカ・トランプ・ホワイトハウス先任顧問が、平昌(ピョンチャン)冬季五輪閉幕式参加のために23日から3泊4日の日程で訪韓する。訪韓期間中、大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と食事を兼ねた会合をするものと見られる。
大統領府関係者は20日「イバンカ顧問が23日に訪韓し、25日の平昌五輪閉幕式に参加した後、26日に韓国を発つと承知している」と話した。イバンカ顧問は、米国公式代表団の団長資格で訪韓する。当初、彼女は訪韓日程を2泊3日で予定したが、韓米間の調整過程で一日が延びたという。彼女は主に江陵(カンヌン)と平昌に留まり、米国選手団を応援すると発表された。脱北青少年の学校であるソウル市中区のヨミョン学校訪問を調整しているという話もある。
大統領府は、イバンカ顧問の訪韓を通じて朝米対話に関するトランプ大統領の意中を計ることができると見ている。文大統領とトランプ大統領は、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が妹の金与正(キム・ヨジョン)特使を送り、南北首脳会談を提案した後は直接通話をしていない。大統領府関係者は「イバンカ顧問が伝えるメッセージを受けた後、韓米首脳間に通話がなされると見られる」と話した。イバンカ顧問は外交専門家ではないだけに、祝賀使節の団長としての任務だけに集中するという観測もある。
大統領府は、イバンカ顧問を最大限の優遇で迎える雰囲気だ。ある大統領府関係者は「平昌オリンピック組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)の儀式規則に則り最高級の儀式をするだろう」と話した。