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チャン・ウン北朝鮮IOC委員「平昌五輪の成功を祈る」

登録:2018-02-05 05:10 修正:2018-02-05 06:54
4日午後、仁川空港から入国 
昨年6月のITF演武団公演以来初めて
北朝鮮のチャン・ウン国際五輪委員会(IOC)委員が2018平昌冬季五輪の参観などのため、4日午後、仁川国際空港に到着して入国場を後にしている=仁川空港/シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮スポーツ界の“大物”チャン・ウン国際オリンピック委員会(IOC)委員(80)が、2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪の参観などのため、4日に訪韓した。

 前日、高麗航空便で中国の北京に到着し、一日滞在したチャン委員は同日午後、仁川(インチョン)国際空港を通じて入国した後、直ちに江原道平昌(ピョンチャン)に移動した。彼は6~7日、平昌ケンジントンフローラホテルで開かれる第132回国際オリンピック委員会総会に出席した後、9日に開幕する平昌五輪も参観する。チャン・ウン委員は、入国後、国内取材陣に「高官級会談は『アウト・オブ・マイ・ビジネスだ』(私の仕事ではない)。私は五輪関連の仕事をするだけだ」と線を引いた。彼はさらに、「私は国際オリンピック委員会委員だ。平昌五輪がとても成功的な大会になることを願っている」と付け加えた。

 チャン・ウン委員は、これに先立ち、昨年6月に全羅北道茂朱(ムジュ)で開かれた2017世界テコンドー連盟(WTF)選手権大会当時、北朝鮮主導の国際テコンドー連盟(ITF)演武団と共に韓国を訪れた。7カ月ぶりの訪韓である。1938年生まれで、今年80回目の誕生日を迎える彼にとっては、今回の平昌五輪が国際オリンピック委員会委員として参観する最後の五輪である。バスケットボール選手出身で、1996年の総会でイ・ゴンヒ・サムスングループ会長(現IOC名誉委員)と共に国際オリンピック委員会委員に選出された。任期は今年で終わる。国際オリンピック委員会委員の定年は70歳だが、1999年以前に選出された委員の場合は80歳である。

 一方、統一部は、南北スポーツ交流を通じた南北対話ムード作りに貢献したチャン・ウン委員の日程と関連し、「国際オリンピック委員会総会に出席するなどの日程を消化し、統一部関係者と面会する予定はない」と明らかにした。

江陵/キム・ギョンム先任記者、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/830756.html韓国語原文入力:2018-02-04 21:19
訳H.J

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