本文に移動

北朝鮮のヒョン・ソンウォル団長、ソウル駅でKTXに乗り江陵へ移動

登録:2018-01-21 12:43 修正:2018-01-22 09:48
開城工業団地閉鎖から2年ぶりに京義線陸路で訪問 
1泊し公演施設など点検予定 
ソウル駅など移動経路に警察官など集中配置
北朝鮮芸術団の事前点検団を率いるヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長が21日、江陵に移動するためにソウル駅に到着している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 ヒョン・ソンウォル三池淵(サムジヨン)管弦楽団団長をはじめとする北朝鮮芸術団の事前点検団7人が、京義線陸路を通じて軍事境界線を越え南側に到着した。

 統一部は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪への北側芸術団派遣のための事前点検団が21日午前8時57分に軍事境界線を通過し、9時2分に都羅山(トラサン)駅南北出入り事務所に到着し、9時17分に出入境手続きを完了したとこの日明らかにした。

 京義線陸路が再び開かれたのは、2016年2月の開城(ケソン)工業団地閉鎖以来、約2年ぶりだ。文在寅(ムン・ジェイン)政府スタート以後、北側の要人が南側に訪問したのも今回が初めてだ。

北朝鮮のヒョン・ソンウォル三池淵(サムジヨン)管弦楽団長一行を乗せたバス2台が21日午前、京畿道坡州市(パジュシ)の統一大橋を渡り自由路へ向かっている=坡州/キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 北側の事前点検団は午前10時22分、ソウル駅広場におりてKTX乗り場に移動、10時29分に江陵(カンヌン)行きKTXに乗車した。ヒョン団長は暗色のコートに毛皮と見られるマフラーをまいた姿だった。ソウル駅には万一の事態に備えて警察官が集中配置され、ヒョン団長ら北側点検団を取り囲む警護官が密着警護した。

 点検団は江陵に到着した後、公演会場などを見て回り一泊して明日ソウルに戻ると発表された。

毛皮のマフラーをまいたヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長が21日、ソウル駅に到着しバスからおりている=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社
ヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長が21日、ソウル駅に到着し江陵行きKTXに乗るために移動している=共同取材団//ハンギョレ新聞社
ヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長など北朝鮮側の平昌冬季五輪芸術団公演のための事前点検団が21日午前、ソウル駅に到着し江陵行きKTXに乗車している=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社
ヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長など北朝鮮側の平昌冬季五輪芸術団公演のための事前点検団が21日午前、ソウル駅に到着し江陵行きKTXに乗車している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社
21日午前、北朝鮮側の平昌冬季五輪芸術団公演のために南側を訪問したヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団長が、南北出入境事務所でハン・ジョンウク文化体育観光部課長と握手している=統一部提供//ハンギョレ新聞社
ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/828653.html韓国語原文入力:2018-01-21 12:03
訳J.S

関連記事