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韓米、朝鮮半島上空でF-22ラプターの合同訓練

登録:2017-12-04 06:26 修正:2017-12-04 08:00
戦闘機など230機以上出撃 
北朝鮮「核戦争の雷管になるだろう」と反発
韓米空中合同訓練「ヴィジラント・エース(Vigilant Ace)」を控えて、米軍F-22ラプター戦闘機が今月2日午後、光州空軍第1戦闘飛行団の近くで編隊飛行をしている。4日から8日まで5日間開かれる今回の演習には、韓米から約230機以上が参加する=光州/聯合ニュース

 韓米空中合同訓練「ヴィジラント・エース(Vigilant Ace)」が今月4日から5日間にわたり行われる。今回の演習には異例的に米軍の先端ステルス戦闘機F-22とF-35が参加する。

 軍当局者は3日「『F-22ラプター』6機と『F-35Aライトニング2』6機など米空軍戦力がヴィジラント・エース訓練に参加するため、韓国に到着したと聞いている」と話した。韓米空軍は毎年上半期に「マックスサンダー」訓練を、下半期にヴィジラント・エース訓練を行う。

 今回の訓練には、北朝鮮の「火星-15」大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験直後に開かれることから注目が集まっている。また、ヴィジラント・エース訓練に最強のステルス戦闘機F-22とF-35が参加するのも異例的だ。軍当局者は「今回の訓練は火星-15型発射以前に決定されたものだが、時期的に微妙な時期に訓練を実施する形になった。F-22などステルス戦闘機まで参加し、さらに強力な対北朝鮮抑制力を誇示することになった」と話した。

 訓練には、韓国軍航空機約80機と米軍航空機約150機など合わせて230台機が参加する。米軍側から「ステルス機F-22」6機や「F-35A」6機、「F-35B」12機、電子戦機「EA-18Gグラウラー」6機、戦闘機「F-15C」約10機、「F-16」約10機、長距離爆撃機B-1B、早期警報機E-3などが参加し、韓国側側は戦闘機F-15KとKF-16、F-5、韓国製軽攻撃機FA-50、国産戦術統制機KA-1、空中管制機E 737などが参加する。

 北朝鮮は、前日の外務省報道官の声明に続き、「労働新聞」を通じて訓練を強く非難した。労働新聞は3日付で、「ただでさえ緊張した朝鮮半島情勢を、核戦争勃発の局面へとさらに深く追い込む危険な挑発妄動」とし、「合同空中訓練は我々に対する公然の全面挑戦であり、あっという間に核戦争の火種を爆発させる引き金となりかねない」と主張した。

 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は最近、試験発射した火星-15型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の9軸発射車両用タイヤを生産した「鴨緑江(アムノクカン)タイヤ工場」を訪れ激励したと、「朝鮮中央通信」が3日付で報じた。同通信は、金委員長が「大型輪転機再生産の主体化、国産化の実現で多大な貢献をしたこの工場の労働階級に心からの感謝の意を禁じえない」と述べたと報道した。金委員長はまた、「鴨緑江タイヤ工場の労働階級は各種タイヤ生産闘争を通じて、自力更生の革命精神を発揮して行けばこの世で占領できない要塞はなく、突破できない難関がないことを、実践を通じて再び証明してくれた」と話した。

パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/821826.html韓国語原文入力:2017-12-03 20:53
訳H.J

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