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韓ロに続き韓米6カ国協議首席代表も協議

登録:2017-11-28 05:29 修正:2017-11-28 07:04
イ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長 
27日、ロシアのモルグロフ外務次官に会った後 
訪米しジョセフ・ユン対北朝鮮政策特別代表と協議 
北朝鮮が70日間も沈黙守る中、相次いだ協議に注目集まる
イ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長が31日午後、中国北京首都空港に到着し、取材陣の質問に答えている。イ本部長は同日、孔鉉佑中国外交部部長助理兼朝鮮半島事務特別代表と韓中6カ国協議首席代表協議を行った=北京/聯合ニュース

 北朝鮮核問題の解決に向けた6カ国協議のロシア首席代表イーゴリ・モルグロフ外務次官と韓国首席代表のイ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長が27日午後、韓ロ6カ国協議首席代表協議を行う。イ本部長はさらに、就任後初めて訪米し、前回の協議から2週間ぶりに韓米6カ国協議首席代表協議を再び行う予定だ。北朝鮮が9月15日に中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星-12」型を発射して以来、追加“挑発”に出ない中、6カ国協議首席代表間の接触が活発化し、注目を集めている。

 26日午前に訪韓したモルグロフ次官は、今回の協議で「朝鮮半島状況の安定化が議論の中心となるだろう」と述べたと「タス通信」が伝えた。今回の韓ロ6カ国協議首席代表協議は、イ本部長の就任後、初めて行われるものだ。

 モルグロフ次官は韓国に入国する際、北朝鮮核危機と関連し、米ロ当局の間でリアルタイムの協議が行われているとも明らかにした。彼は「私たちはこの問題と関連して米国側のパートナーたちと引き続き協議を行っている。接触は(ロシア)外務省と(米国)国務省を通じて維持されている」と述べたと「リア・ノーボスチ通信」が報じた。ただし、公式協議日程については具体的に言及しなかった。

 モルグロフ次官との協議後、イ本部長は28日、就任後初めて米国を訪問する。これは17日、済州道で開かれた韓米6カ国首席代表協議の際、両国が北朝鮮の非核化の進展に向けた追加協議を早期開催することで合意したことに伴うものだと外交部は伝えた。外交部は「(イ本部長は今回の訪米の際)、ワシントンとニューヨークを訪問し、韓米6カ国協議首席代表協議と米行政府や学界関係者らと面会を行う予定」だと明らかにした。来月1日まで米国に滞在するイ本部長は、これまで日米中ロなど関係国と相次いで行った協議結果をもとに、北朝鮮や核問題に関連する最近の状況についての評価を共有し、これを土台にして様々な外交的努力を傾けることで、北朝鮮を非核化過程に導くための具体策などについて一歩踏み込んだ協議を進めていく予定だと、外交部は明らかにした。

 これに先立ち、イ本部長は先月18日、韓米日6カ国首席協議に続き、19日には韓日、20日には韓米協議を行った。ジョセフ・ユン米国務省対北朝鮮政策特別代表とは今月17日にも協議をした。韓中6カ国首席協議は先月31日、両国が韓中関係改善関連の協議の結果を発表した同じ日に行われた。

 一方、中国外交部は26日、王毅外交部長が今月24日にフランスのルドリアン外相と会談し、「可能な限り早く対話再開の局面に進まなければならない」と強調したと明らかにした。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/820829.html韓国語原文入力::2017-11-27 11:07
訳H.J

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