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東日本ー慶州ー浦項…専門家ら連鎖地震の可能性を「警告」

登録:2017-11-16 08:03 修正:2017-11-16 17:13
「慶州に続き浦項」、相関関係に注目 
慶州地震震源地から43キロメートル 
東日本大震災→慶州→浦項 
「長期間、応力が蓄積された東南圏 
頻繁になった強震パターンに注目すべき」 
地盤層弱いため、建物の安全など懸念
15日午後2時29分、慶尚北道浦項市北区北9キロの地点でマグニチュード5.4の地震が発生した。浦項市北区興海邑にある保育所の外壁が崩れ車両が破損されている/聯合ニュース

 昨年のマグニチュード5.8の慶州(キョンジュ)地震に続いて、40キロほど離れた浦項(ポハン)近隣地域の地震では二番目に大きな規模のマグニチュード5.4の地震が発生し、連鎖地震の不安が広がっている。何より慶州地震と浦項地震が関連するものなのかに関心が集まっている。

 まだ震源地も正確に確定されていないうえ、データ分析も進行中なので、専門家らは慎重な見解を出しつつも、1年余りの間に近隣地域で地震が続いたという点で二つの地震の関連性に注目している。

浦項マグニチュード5.4地震発生//ハンギョレ新聞社

 昨年の慶州地震の原因と関連し、学界ではこの地域の主な断層である梁山(ヤンサン)断層が地震を起こすだけの運動を起こしたり、起こす可能性のある「活断層」であることが明らかになったという見解と、2011年の東日本大地震の余波が重要な原因だという見解が提示されてきた。朝鮮半島東南地方は日本側から来る太平洋プレート地殻と南方から来るフィリピンプレート地殻の力が競い、数十万年前から断層が発達してきたが、ここの断層が活断層なのかが議論の対象だった。

 これと関連して気象庁は15日、今回の地震が発生した場所は長沙(チャンサ)断層という中間調査結果を明らかにした。イ・ミソン地震火山センター長は「現時点では梁山断層の支流にある長沙断層付近が震源地と推定されるが、より精密な分析が必要だ」と話した。今回の地震の震源地は慶州地震の震源地から43キロ離れている。東日本大震災の影響と関連しては、「慶州地震は東日本大震災の影響だという学界の意見が提示されたが、今回の地震では変わる部分もあるため、追加の分析が必要だ」と話した。

 しかし、暫定的な解釈ではあるが、現在のレベルで学者の一部は慶州地震と浦項地震が関連している可能性を示唆している。一部の地震専門家の話を総合すると、東南地方には数十万年にわたって断層が発達し、断層に応力が蓄積されている状況で、2011年の東日本大震災の影響を受けて慶州地震が発生し、その影響で浦項地震が起きたのだろうということだ。一種の連鎖地震だという。

 延世大学のホン・テギョン教授(地球システム科学科)は「慶州地震が発生した方向である北東-南西側に多くのエネルギーが蓄積されているだろうという報告があり、浦項は慶州地震で応力が蓄積されたと指摘された地域だが、そこで地震が発生したことは注目に値する」とし、「慶州地震が今回の浦項地震を誘発するのに多くの影響を与えたと見られる」と話した。彼は今回の地震がまた別の連鎖地震を起こす影響を与える可能性も排除できないと付け加えた。

 この日、気象庁は震源地として「梁山断層付近の長沙断層」と指摘したが、これには大きな意味はないという見解もある。別の名前の断層地域であっても、この地域の断層は地表付近で分かれているだけで、さらに下に下がればほとんどが一つの根でつながっており、事実上梁山断層系列と言えるということだ。このため梁山断層か長沙断層かとは別にして、東南地域で頻繁になった強い地震のパターンに一層注目しなければならないということだ。

韓国の歴代地震規模の順位//ハンギョレ新聞社

 全北大学地球科学科のオ・チャンファン教授は「昨年のマグニチュード5.8の地震に続いて1年間にマグニチュード5.4の地震が慶州や浦項で相次いだという点でかなり心配だ」とし、「まだ不確実なことが多いが、推定してみると断層が多いこの地域で、この間に蓄積された力が地震として現れはじめたのではないかという懸念もある」と話した。彼は「17世紀の朝鮮時代にマグニチュード7以上の地震が起きて以来、大きな地震が起こったことはないが、その分地層に地震を起こすエネルギーが蓄積されたものと見られる」と話した。

 一方、イ・ユンス韓国地質資源研究院責任研究員は「地震が起きた一帯は梁山断層に接しているところだが、特に気がかりな点は、地震発生地付近の岩石が弱い新生代の堆積岩層(礫岩層、泥岩層)でできているという点」だとし、この一帯の建築物とその地盤が安全かどうか、異常はないか、さらに気を使わなければならない」と話した。ホン・テギョン教授は「特に、慶州地震に続いた浦項地震によってエネルギーが積もった浦項と慶州の間の地域は危険度が増しているので、格別の関心を持って注視しなければならない」と話した。

オ・チョルウ、キム・ジョンス記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/science/science_general/819249.html 韓国語原文入力:2017-11-16 07:27
訳M.C(2178字)

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