大統領府は5日、ドナルド・トランプ米大統領の訪韓(7~8日)と関連し、「韓国政府はトランプ大統領を国賓として礼遇し、温かく迎えることで、韓米関係を『包括的同盟』を越えて『偉大な同盟』にしていく決定的な契機を作りたいと思っている」と明らかにした。
大統領府のパク・スヒョン報道官は同日、春秋館で発表した「トランプ米大統領の訪韓に際して国民に申し上げる言葉」で、「北朝鮮の核とミサイルなど、朝鮮半島の安保の現実が非常に厳しく、韓米間の政治・経済・軍事的側面での包括的協力がいつになく重要な時期」だとし、このように述べた。
パク報道官は特に、トランプ大統領の国賓訪問が「究極的に朝鮮半島の平和と繁栄をもたらすだろう」と強調し、「お客さまをもてなすのは代々受け継がれてきた韓国の伝統」だとし、「国民の皆さまが温かくトランプ大統領を歓迎してほしい」と訴えた。トランプ大統領の訪韓に合わせ、「反トランプデモ」を予告した市民社会団体に向けて“自制”を要請したのだ。大統領府関係者は同日、記者団に「大統領府は大統領に関連して“開かれた警護”を目指してきたが、米国大統領の国賓訪問に警護上の危害要素があってはならない」とし、「今日のメッセージには、トランプ大統領の訪韓反対デモに対する(自制の)要請も盛り込まれていると言える」と説明した。パク報道官は「政府はトランプ米大統領の今回の国賓訪問を通じ、韓国国民の生命と安全、朝鮮半島の平和と繁栄がさらに一段階跳躍する成果を生み出せるよう、最善を尽くす」としたうえで、「国民の皆さまにも韓国政府を信じて見守っていただき、たくさんの声援を送っていただきたい」と明らかにした。