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亀尾の高校生ら「平和の少女像」建立のため募金運動

登録:2017-09-07 03:08 修正:2017-09-07 07:00
昨年6月から約10万円集め 
市民団体、10月中に推進委員会を結成
亀尾地域の高校生たちがドンナク公園で平和の少女像を建てるために募金運動を行っている=亀尾YMCA提供//ハンギョレ新聞社

 「日本政府に必ず謝罪してもらわねばなりません」

 亀尾(クミ)地域の高校生らが平和の少女像を建てるために募金運動に乗り出した。今月2日午後1時から4時間の間、亀尾市真坪洞(チンピョンドン)ドンナク公園で、市民に「亀尾に少女像を建てるのに参加してほしい」と訴えた。同日の募金運動には慶亀高校や亀尾高校、亀尾女子高校、沙谷高校、仁同高校、荊谷高校などから、亀尾地域の高校生約110人が参加した。彼らは「亀尾青少年YMCA連合会」のメンバーだ。高校生らはドンナク公園で、日本軍慰安婦関連知識を伝える「○×クイズ」や慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)を象徴する「平和の蝶のブレスレットと蝶扇作り」、「少女像ポップアップカード作り」など、子供から大人まで簡単に参加できるプログラムを市民たちと一緒に進め、30万ウォン(約2万9千円)を募金した。高校生らは今年6月から学校別に校内で募金運動を展開し、100万ウォン(約9万6千円)を集めた後、「平和の少女像を作るのに役立ててほしい」として、亀尾YMCA事務局に渡した。亀尾青少年YMCA連合会会長のホ・インフェさん(17・亀尾高校)は「亀尾は抗日義兵長を務めた旺山許ウィ(ホ・ウィ)先生が生まれた場所だ。日本から謝罪してもらうためには、少女像を建てて市民たちに日本の戦争犯罪を広く知らせなければならない」と話した。

 少女像建設基金を受け取った亀尾YMCAは亀尾地域の市民団体と共に10月中に「少女像建設推進委員会」を立ち上げる計画だ。亀尾YMCA側は「来年の三一節に合わせて少女像を建設する計画で、建設場所は亀尾市と協議しなければならないが、現在としては、市民が多く集まるドンナク公園などが挙げられている」と明らかにした。亀尾YMCA青少年部のチェ・ヒョンウク部長は「亀尾を保守の都市と言うが、抗日義兵長を輩出した場所でもある。高校生たちが募金をして平和の少女像を建てるというのが意義深い」と話した。

 来年三一節に亀尾に平和の少女像が建てられると、浦項(ポハン)と尚州(サンジュ)、安東(アンドン)に続き、慶尚北道地域で4番目になる。

ク・デソン記者(お問い合わせjapan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/809879.html 韓国語原文入力:2017-09-06 21:30
訳H.J(1110字)

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