コーヒーを頻繁に飲めば禁煙は難しくなる反面、緑茶は禁煙に役立つという研究結果が出た。
8日、安養(アニャン)サム病院家庭医学科チームが2013年国民健康栄養調査に参加した19歳以上の成人喫煙者1133人を対象に調査した結果によれば、一日のコーヒー摂取回数が1回未満の人に比べてコーヒー摂取回数が1回~3回未満の人の禁煙成功率は半分に過ぎないことが分かった。一日のコーヒー摂取回数がこれより増えるほど禁煙成功率は一層低くなった。反面、緑茶は禁煙の成功を助けることが明らかになったが、緑茶を全く飲まない人に比べて緑茶を一日1回以上飲む人の禁煙成功率は1.9倍高かった。また、一日1回未満でも緑茶を飲む人の禁煙成功率は、全く飲まない人に比べて1.8倍と集計された。
これは緑茶に含まれるテアニンと渋味成分のカテキンとの作用だと推定される。テアニン成分はストレスを減らし、カテキンにはニコチンの作用を抑制する効果があるため、禁煙の成功率を高めるのに貢献したという説明だ。研究チームは論文で「喫煙者が非喫煙者よりコーヒー摂取が多いが、コーヒーに含まれるカフェインがニコチンの吸収を妨害するという研究結果がこれを後押しする」として「コーヒーの摂取量を減らし緑茶の摂取量を増やすことが禁煙に役立つと期待される」と説明した。