登録 : 2017.04.21 22:32 修正 : 2017.04.22 06:27

「新浮動層」保守を意識した発言相次ぐ 
「他のキャンプの人も人材ならば登用」 
「統合内閣」対象に旧与党も含む 
 
“主敵”論議に続き、北朝鮮に対する強硬論も 
「金正恩は手に負えない厄介者で予測不可」 
「北朝鮮のミサイル飛んでくれば迎撃命令」

国民の党の安哲秀大統領候補が20日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)の党事務所でマーク・ナッパー駐韓米代理大使と会った席で挨拶している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
 国民の党の安哲秀(アン・チョルス)大統領選候補が、自由韓国党との「協力政治」と政界再編の可能性を論じて「右旋回」を強めている。特に、対北朝鮮制裁・圧迫および堅固な韓米同盟強調など、保守色を明確にしながら、今回の大統領選挙で「新浮動層」になった保守層に向けてさらに一歩近付いた。

 安候補は20日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)のソウルマリーナクラブで開かれた韓国放送記者クラブ大統領選候補招請討論会で「安候補の協力政治は、自由韓国党とまで手を握るということか」という質問に「(協力政治は)とても広い範囲だ。執権すれば他党と相談して最適な協力政治の枠組みを作ることができる」として「今、明らかなことは、統合内閣をする。他キャンプの人でも登用して使う」と明らかにした。「次期内閣に共に民主党、自由韓国党の議員も登用することがありうるか」という問いには「もちろんだ。最適な人材が他党にいるならばその人を使う」と明らかにした。安候補が統合内閣に言及し、その対象に自由韓国党を明示したのは今回が初めてだ。旧与党である自由韓国党や正しい政党まで“パートナー”と見なすことができると解釈される内容だ。安候補は「今は進歩と保守を分ける時ではない。進歩が見る正義と保守が見る正義が違うものなのか。二分法的な区分は認めない」と主張した。また「私が執権すれば、大韓民国の政治に大変革が起きるだろう。今の構図、政党別議席数にも何の意味もない」として、国民の党を中心にした大々的政界改編が起きるだろうとも予測した。

 安候補は特に、保守陣営の関心事である外交・安保分野で文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党候補との“差別化”を試みている。安候補は「南北対峙局面で、北朝鮮は主敵」という立場を明確にした。前日、文在寅候補が「(北朝鮮を主敵と呼ぶことは)大統領になろうとする人がすべき発言ではない」と答えたことに正面から反論したわけだ。安候補は「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長を対話相手として認めるか」という質問には「(金正恩委員長は)本当に手に負えない厄介者で予測不可能だ。米国と中国が重要な役割を果すべきだと見る」として「できるだけ早い時期にまず韓米首脳会談を開かなければならない」と強調した。一方で安候補は、南北首脳会談の開催など南北対話を先行する可能性については「首脳会談は目的ではない。北朝鮮核問題を解く手段として首脳会談は必要なこと」として距離をおいた。これに先立って国民の党のパク・チウォン代表は昨年9月、国会交渉団体代表演説で「南北首脳会談で朝鮮半島の平和を主導しなければならない。失敗しても首脳会談を試みること自体で朝鮮半島の緊張を緩和させ外交の主導権を握ることができる」と強調したことがある。THAAD(高高度防衛ミサイル)配備“態度変更”論議に続き、安候補の「独自右旋回」が強まる姿だ。安候補は2012年の大統領選挙出馬当時には「(南北間の)緊張が高まり、平和が脅かされるのは国民が願わない」とし、対話を強調したが、この日の討論会では「延坪島(ヨンピョンド)に砲撃した砲台に対しては我々が報復をしなければならなかったと見る」、「(北朝鮮の大陸間弾道ミサイル<ICBM>が韓国の領空を侵害すれば)大韓民国の防御システムを総動員し迎撃命令を下す」と答えた。また、5年前に「2015年までに戦時作戦統制権還収」を強調したこととは異なり、この日は「韓国が自ら守る安保力量が十分な時に還収を検討・協議することになっている」と述べた。

チェ・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-04-20 19:15
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/791676.html 訳J.S(1812字)
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