登録 : 2017.03.29 00:49 修正 : 2017.03.29 07:51

今月28日午前、ソウル光化門広場でアムネスティ・インターナショナル韓国支部や軍人権センター、戦争のない世界、参加連帯が開いた兵務庁の兵役忌避者の個人情報公開中止を求める記者会見で、参加者らが国防部の行動を批判するパフォーマンスをしている=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
 今年2月23日、兵務庁はパク・サンウクさん(23)に「兵役義務忌避者の人的事項などの公開事前通知書」を送った。兵務庁は、軍隊入営通知日の昨年12月26日に訓練所に行かなかったパクさんを「現役入営忌避者」と判断した。特別な理由がなければ、今年末に名前や年齢、住所などの個人情報をインターネットに公開するという内容だった。

 パクさんは「良心的兵役拒否者」だ。宗教的理由ではなく、平和的信念に従って兵役を履行しないことに決めた。28日、ソウル光化門(クァンファムン)広場でアムネスティ・インターナショナル韓国支部や軍人権センター、戦争のない世界、参加連帯が主催した「兵役忌避者の個人情報身元公開中止を求める記者会見」で、パクさんはマイクを握ってこう語った。「忌避とは何ですか? 怠け者であるがために、外部でやらなければならないことを、故意に回避することをいいます。国家が国民を保護するという名分の下、凝り固まった兵営国家を形成し、自国民を虐殺して、傭兵として派兵しています。防衛産業の不正と疑問死に汚染された軍隊こそが、本当の忌避に満ちているところではありませんか?」

 パクさんは今月、兵役法違反で起訴され、裁判を控えている。特別な理由がなければ、パクさんは6カ月間を刑務所で過ごさなければならない。また、他の事情がなければ、今年の年末に「兵役忌避者」との理由で名前と住所などの個人情報が公開される。

 また、他の兵役拒否者である参加連帯幹事のホン・ジョンフンさんも同じ境遇にある。ホンさんも、同日の記者会見で「裁判中の当事者の身元を公開することは非常識的な仕打ち」だとし「個人の良心と信念を認め、代替服務制を導入しなければならない」と話した。

 昨年から兵務庁は「兵役忌避者」の名前と年齢、住所、忌避の要旨などの個人情報をネットで公開し始めた。国防部は特に、高位層の兵役義務忌避を予防し、誠実に兵役を履行する社会的雰囲気を拡散するため、個人情報公開制度を導入した。昨年末には兵役法改正案が発効された2015年7月から12月まで、理由が明確ではない兵役忌避者237人のリストを初めて公開した。しかし、「戦争のない世界」は「237人のうち、少なくとも160人以上がエホバの証人の兵役拒否者に該当し、同制度の対象者の多くは兵役拒否者」だとしたうえで、「侮辱を与えることで兵役義務の履行を強制するという趣旨のこの制度は、刑務所に行くことになっても、良心の命令に逆らうことはできないという兵役拒否者にとっては、何の効果も持たない」と指摘した。

 同日の記者会見で、韓国アムネスティ韓国支部幹事のパク・スンホさんは「国連自由権規約委員会は韓国政府が代替服務の機会を与えず、兵役拒否者に懲役刑を課すことは規約違反だと指摘しながら、もはや“兵役拒否そのものが権利”と言えるほど、兵役拒否問題を韓国政府が発展させた」と皮肉った。さらに、「韓国政府がやるべきなのは、個人情報の公開というさらなる人権侵害ではなく、国際社会で韓国が約束したことを履行すること」だと話した。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-03-28 20:20
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/788380.html 訳H.J(1592字)

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