江原道鉄原(チョルウォン)地域の高校生が自らデザインした“慰安婦少女バッジ”が人気を呼んでいる。
鉄原高と鉄原女子高の歴史サークル「集賢殿(チピョンジョン)」と「温故知新」の会員たちは、日帝の蛮行を忘れず「慰安婦」被害ハルモニ(おばあさん)を助けようという趣旨でバッジをデザインし、10日からソーシャル・ネットワーキング・サービスを通して販売している。
バッジは胸に青い忘れな草の花を着けた「慰安婦」少女を横から見た姿を形象化した。忘れな草は「私を忘れないでください」という花言葉を持っている。荒っぽく切った短い髪は両親と故郷から強制的に離された痛みを、丸い顔にぎゅっと閉ざした唇は固い意志を表現した。
バッジは2000ウォン(200円)だ。当初製作した1100個のうち1000個程度が既に売れた。京畿道金浦(キンポ)の雲陽高等学校の生徒と教職員は500個を団体注文し、慰安婦少女像を作った彫刻家キム・ウンソン夫妻もバッジを買った。生徒たちは5月頃に追加製作も検討している。
生徒たちは「慰安婦」ハルモニを支援する正義記憶財団と京畿道広州(クァンジュ)のナヌムの家にバッジの収益金を全額寄付する予定だ。
鉄原高3年のイ・チャンヒ君は「韓日慰安婦合意と慰安婦少女像撤去など多様なイシューがあふれているのに、慰安婦問題に対する関心が次第に薄れていることが残念だった。バッジを通して人々の関心が高まり、慰安婦ハルモニにとって大きな慰労になることを願う」と話した。