登録 : 2017.02.23 23:58 修正 : 2017.02.24 09:26

弾劾認容を前提に、憲法裁の公正性問題視し 
支持層結集して拘束捜査避け 
国論分裂の口実に恩赦の可能性にも期待 
 
大統領側「現実性・実益ない」と一蹴 
「弾劾審判棄却されるはず」依然として希望捨てず 
政界による司法的兔責可能性も低い

2月24日ハンギョレ漫評「朴槿恵大統領の辞職シナリオ?」=クォン・ボムチョル//ハンギョレ新聞社
 憲法裁判所の朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾審判の決定を控えて、政界で持ち上がっている「朴大統領辞任」シナリオに注目が集まっている。弾劾訴追案が認容されるという前提の下、朴大統領が憲法裁の“公正性”を問題視し、決定が出る前に自ら大統領職を退くという予想だ。これを通じて支持層を結集し、検察の拘束捜査なども免れようとしているとの観測だが、実際、朴大統領が得られる“確実な”利益がなく、実現可能性は不透明だ。

 国会法制司法委員会幹事であるイ・ヨンジュ議員(国民の党)は23日YTNラジオに出演し、「大統領側は何が何でも憲法裁判の枠組みを破って、憲法裁の決定を受け入れない構え」だとし、「今月27~28日以降に辞任してすぐに直面する大統領選の局面で、政界に議論する形で行われるのではないかと思う」と話した。辞任の後に続く早期大統領選挙の局面で、検察が政治的負担を甘受してまで朴大統領に対する拘束捜査に乗り出すのは難しく、“大統合”に向けて朴大統領の赦免案などが協議されるということだ。弾劾の認容でも棄却でも、それに反対する側の激しい反発が予想されるだけに、国論分裂を防ぐため、朴大統領が先に“勇断”を下したという名分も掲げられる。朴大統領の代理人団が憲法裁の“偏向した進行”を主張しながら強く抗議し、国会弾劾訴追過程の問題点まで指摘したのは、「憲法裁の審判への不服→辞任」に向けた準備作業という分析もある。国民の党のある議員は「朴大統領が先に辞任し、憲法裁で弾劾決定が出なければ、結局、双方の主張だけが残ることになる。支持層を結集しなければならない朴大統領としては公式的な結論を出したくないはず」だと話した。

 現実的な状況も考慮されている。弾劾案が認容されて大統領職から罷免される場合、朴大統領は警護を除いては、年金、秘書官の支援など、前職大統領に対する礼遇を全く受けられない。実際、朴大統領側は10人を超える憲法裁の代理人団と検察捜査、弁護士費用などをどのように用意すべきかについて悩んでいるという。

 しかし、朴大統領側は辞任説について「現実性もなく、実益もないカード」だと一蹴した。潔白を主張する朴大統領が依然として弾劾の棄却に期待をかけているうえ、辞任しても憲法裁が弾劾審判を中断して却下するという保障はないからだ。また、政界の“司法的兔責”も可能性が低い。共に民主党のウ・サンホ院内代表は同日、CBSラジオに出演して「朴大統領が普通の人に戻った際、司法処理を阻止するために(辞任を)提案するのなら、それは本当にとんでもない話だと思う」と述べた。政界が司法免責に合意してくれるという“漠然とした期待”だけで辞任を決定するには、リスクが高すぎるということだ。朴大統領側関係者は「政治的にうまく解決されればいいが、野党がこれを受け入れるだろうか」としたうえで、「朴大統領が(辞任説に)憤りをあらわにしていると聞いた。憲法裁の審判に最善を尽くすという立場は明確だ」と言い切った。

 与党内部ですら、こうした“シナリオ”の実現可能性が高くないと見ている。正しい政党のある議員は「憲法裁が弾劾を認容すれば、これまで弾劾に反対してきた自由韓国党は再び大きな危機を迎えざるを得ない。弾劾が認容される状況だけは避けてみようという政治的判断から出た話」だと指摘した。

チェ・ヘジョン、ソク・ジンファン、オ・スンフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-02-23 20:25
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/784001.html 訳H.J(1744字)

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