登録 : 2017.02.20 22:24 修正 : 2017.02.21 07:12

セーブ・ザ・チルドレン「体罰美化情報提供」サイト 
受付事例が続々と 
オークション、eマートなど 
“愛のムチ”宣伝文句に関連する情報提供も多数 
「子どもの成功を願いムチを手にする母」といった 
文在寅(ムン・ジェイン)発言も指摘

1月6日に放送されたSBS「にくいうちの子」の一場面=放送画面キャプチャー//ハンギョレ新聞社
 1月6日に放送されたSBSのテレビ番組『にくいうちの子』で、歌手のキム・ゴンモ氏が出演し弟と子どもの頃の「体罰」に対する思い出話を交わした。番組では「ゴンモ氏を育てたのは8割が母のムチ」、「ムチを通じて伝えられた母の愛」などの字幕が流れた。視聴者のキム・ミンヒさんは「バラエティ番組なのでそのまま笑って過ごすこともできるが、ともすれば体罰に対する固定観念を強めるかもしれない」という考えから、国際支援開発NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に通報した。セーブ・ザ・チルドレンは9日、SBS審議チームなどに体罰表現に注意を求める公文書を送った。

 セーブ・ザ・チルドレンが7日から体罰美化表現をしている対象物に対して市民からの情報提供を受ける「“鷹”(ムチ)の目を借ります」キャンペーンに寄せられた情報提供によると、テレビ・ラジオ番組、冊子や広告などの日常生活で体罰を「愛のムチ」で覆い隠した表現がたびたび登場する。共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は先月23日、光州(クァンジュ)・全羅南道でのメディアフォーラムの発足式で“地域の民心”を「子どもの成功を願いムチを手にする母」に例えた。ある市民は「大統領候補者として国民に対する気持ちを表現したのは理解するが、子どもの成功とムチを手にするという表現は、体罰を正当化する表現であるため適切ではない」とし、文前代表の発言をセーブ・ザ・チルドレンに通報した。セーブ・ザ・チルドレンは文前代表の実務を担当している共に民主党のキム・ギョンス議員室に注意を求める公文書を送った。自由韓国党に向けた国民の批判を「親のムチ」と表現したウォン・ユチョル自由韓国党議員にも同じ内容の公文書を送った。

 オークション、eマート、Gマーケットなどインターネットショッピングモールで見受けられる“愛のムチ”に対する通報も数多く寄せられた。ある体罰道具には「大人たちにノスタルジーを、子どもたちには真の教育を教える良いプレゼントになる」、「テストとして叩いてみたら学生時代を思い出した」などの宣伝文句がつけられていた。市民のLさんは「体罰は愛の心を表す手段にはなりえず、思い出を呼び起こすあたたかい文化でもない」とし、当該サイトをセーブ・ザ・チルドレンに通報した。

 子どもへの体罰は不法だ。児童福祉法は「児童の保護者は、児童に身体的苦痛や暴言など精神的苦痛をかけてはならない」と規定している。セーブ・ザ・チルドレンのキム・ウンジョン権利擁護チーム長は「体罰は子どもを愛すべき人が子どもに暴力を使う行為だ。“愛のムチ”のような表現は『暴力は許される』という誤った認識を強化する」と指摘した。セーブ・ザ・チルドレンは今年の年末まで市民の情報提供を受けつけ「体罰美化事例報告書」を出版する予定だ。報告書には情報提供に参加した市民たちの名前が掲載される。ウェブページを通じて、誰でも情報提供することができる。

コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-02-20 21:08
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/783357.html 訳M.C(1526字)

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