登録 : 2016.12.07 23:59 修正 : 2016.12.08 08:55

セウォル号当時、外部者の出入りは認め  
看護師2人常勤の事実は隠蔽 
消炎鎮痛剤を処方した「奥様」の存在を 
「大統領府幹部の妻」と常識に反する釈明 
監視カメラなど決定的証拠も隠滅した疑惑

大統領官邸は大統領府秘書陣や職員たちも簡単には出入りできない私的空間だ。セウォル号惨事当日に出入した者はいないとしていたが、常勤の看護将校や美容師などの出入りが一つずつ確認されている。写真は大統領官邸正門の仁寿門=資料写真//ハンギョレ新聞社
 だらだらと嘘ばかりが出てくる。嘘を覆い隠すために嘘をつき、尻尾をつかまれた嘘をもみ消すためにまた別の嘘をつく。「朴槿恵(パク・クネ)-チェ・スンシル国政壟断事態」に対処する大統領府のやり方だ。

 5日「チェ・スンシル国政壟断」国政調査で、大統領府の医務室から「セレブレックス」という消炎鎮痛剤を処方されたことが明らかになった「奥様」の存在と関連して、大統領府は7日「大統領府の幹部の妻」と釈明した。チェ・スンシル氏やチェ・スンドク氏ではないかとする政界やメディアの推定への反駁だ。「近くに住む幹部職員が急に(夫人の)痛みを訴え、大統領府の軍医官が当該住居を訪問し処方した」というのが大統領府の公式説明だが、大統領府に勤務する軍医官が幹部の家族のために往診までしたというのは常識的には納得しがたい。

 使途が不明瞭な注射剤を大量に購入したという疑惑が出た時も、大統領府の公式な反応は「大統領府の主治医と諮問団、医務室、医療陣の判断により、警護員など大統領府の勤務者らの健康管理のために正常に購入した」ということだった。しかし5日、国政調査の機関報告で、大統領府の釈明は嘘であることが明らかになった。大統領府のイ・ソンウ医務室長が「大統領以外に胎盤注射の処方を受けた人は誰か」というセヌリ党のチャン・ジェウォン議員の執拗な追及に「大統領だけに処方した」と吐露したのだ。イ室長は6日、報道資料を通じて「医師は最善の治療を決定し患者に提供する義務がある。このような医療的判断によって注射剤を使用しただけ」だとし、「国政調査特別委員会の発言の過程で、患者の医療秘密を守らなければならないという気持ちから葛藤したが、結局患者の医療秘密を保護できず、一部を漏洩した」と釈明した。

 大統領府の嘘はこの他にも多い。チェ・スンシル氏の大統領府「フリーパス」疑惑と関連して、警護処は10月の国政監査の過程で「そんなことはありえない」と何度も否定した。しかし5日の国政調査で、大統領が個人的に呼んだ「保安客」は警護処の別途の身元確認手続きなしで官邸に出入りしたという事実を認めた。

 「国軍首都病院の看護将校が、セウォル号の惨事当日に大統領府に出入りした」という暴露が出た当時、大統領府の反応も「(当日)出張してきた記録はない」ということだった。しかし、大統領府の医務室でソウル地区病院所属の看護師2人が常勤しているという事実は明らかにしなかった。論議が拡散することを避けるために、わざと事実を隠ぺいしたのだ。

 昨年5月、チェ・ミンヒ当時新政治民主連合議員の暴露で露見した官邸ベッド搬入の問題についても同様だった。大統領府は「チェ・スンシル氏と一緒に使うために搬入したのではないか」という疑惑が膨らむと、先月11日、遅れてホームページを通じて「(ベッド3台のうち)1つは李明博(イ・ミョンバク)政権末期に購入していたもので、もう1つは(大統領が休暇を過ごした)豬島(チョド)に運び、残りの1つはいま大統領が(官邸で)使っている」との釈明を提示した。しかし、「李明博政権末期」と言及したベッド1台の購入時期は、大統領府が朴大統領の就任準備に奔走していた2013年2月末だった。ベッドを「朴槿恵大統領府」が使用する目的で購入したということだ。

 大統領府の嘘の問題を解消できる一つの方法は、大統領府内部の閉回路テレビ(CCTV、監視カメラ)の録画映像や出入者管理記録を公開することだ。しかし大統領府は「(監視カメラ映像などは)保管年限が満了してすでに削除された」と述べた。大統領府の事情に明るい政界関係者は「大統領府が国政調査を控えて敏感な資料を組織的に廃棄したという事実を内部の人たちから確認した」と話した。保管年限が満了して削除されたという官邸周辺の監視カメラの録画映像も、証拠隠滅のためにわざわざなくしたのではないかという話だ。

イ・セヨン、チェ・ヘジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-12-07 21:31
http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/773753.html 訳M.C(1870字)

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