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金鍾泌元首相、「朴大統領は5千万人が押し寄せても下野しないだろう」

登録:2016-11-15 00:22 修正:2016-11-17 21:43
時事ジャーナルのインタビュー 
「ひどい頑固さは父母から受け継ぎ…誰もくじくことはできない 
苦言?下手に話せば死んだ後も憎む人…回復不可能」
金鍾泌元首相//ハンギョレ新聞社

 金鍾泌(キム・ジョンピル)元首相が、退陣を求められている朴槿恵(パク・クネ)大統領について「5000万人の韓国国民が押し寄せ、(大統領職から)下りよと言い、あなたの何が大統領なのかと言ったとしても、その座に居続けるだろう」と話した。金元首相は14日に発行された時事ジャーナルとのインタビューで、朴大統領は「死んでも下野しない。その頑固さをくじくことのできる者は一人もいない」とし、「朴大統領はその強烈な意地を父親と母親から譲り受けた」と話した。

 金元首相は朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の実兄の朴相煕(パク・サンヒ)氏の娘ヨンオク氏の夫であり、朴大統領にとっては従兄に当たり、1970年代の朴槿恵大統領とチェ・テミン氏にまつわる話もよく知っていると知られている。金元首相は「(朴槿恵大統領は)チェ・テミンと親しく、自分の部屋に入ると外にも出なかった。1度や2度でなく朝から真っ暗になるまで何か話をして、何をしているのか分からないがこもっていた」とし、「よほどのことでなければ、朴正煕大統領が情報部長キム・ジェギュに『そのチェ・テミンというやつを調査してみてくれ。何者なのか』とまで言わなかっただろう。キム・ジェギュが「お父さんが調査を指示したのだ」と言うと『クネ』は『勝手にやってみろ』と大声をあげ、父親のところへ行って泣き喚いて大騒ぎをした」と話した」と話した。

 金元首相は、朴大統領の頑固な行動を「あの頑固さをくじくことのできる者は一人もいない。朴正煕大統領、陸英修(ユク・ヨンス)女史の悪いところばかり譲り受けた。私の父母の言うことも聞かなかった」と重ねて強調した。「朴槿恵大統領にあなたが助言すべきなのではないか」という質問に「(朴大統領が私を)訪ねて来るべきだ。誰が直すのか、本人が直さなければならない」と話した。それでも間接的にでも苦言をしなければならないのではないかと言うと、「嫌だ。下手に話せば墓の中まで私を憎むだろう。それほどひどい人だ。回復不可能な人」だと話した。彼は「さらに悪いのは(朴槿恵大統領が)自分の上には誰もいないと考えていることだ。トップの座に座り、皆だめな人間ばかりだと思っている人にどんな話ができるものか」と付け加えた。

 彼は、慈愛深い国母のイメージである故陸英修女史に対しても「大統領夫人という名前に合わせて行動するよう見せかけていた」と話した。金元首相は自分が米国の歩兵学校に留学したときに出産した夫人(陸女史にとっては姪)の食事も陸女史は準備しなかったという事実を公開し、「よほどのことでなければ私がアメリカから戻ってきて大騒ぎをするものか。『自分はご飯を食べておきながら、子どもを生んでお腹を空かせている産婦にそんな仕打ちをするのか』」とひどく言ったと話した。彼は「(陸女史は)一言も言えなかった。他人に対する配慮がない」とし、「上辺だけを見て解釈すると百回でも間違える」と付け加えた。

イ・ギョンミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/770193.html 韓国語原文入力:2016-11-14 19:10
訳M.C(1453字)

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